食う寝るところに住むところ
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        時事雑感 (2005年以前)


  H17.12.22  オリックス―――大艦巨砲主義(巨神兵?)は強いの

    オリックスが清原選手と中村選手を獲得と新聞に出ていた。
   人気の無いチームに話題を提供するためのものであろうが、今更との感が強い。

   清原選手は高校野球の花であった。大阪出身という事もあって応援していた。
   そして高校生離れした体格と打力に驚いたものだ。
   しかし、プロに入って初めの数年は活躍したがその後は目立った活躍は無かった。
   ここ数年は年齢的なものもあるのか、パフォーマンスのみで、実績は不振の極みである。

   それほど関心のない私は、中村選手は、数年前に活躍した選手との印象しかない。
   関西出身で、ラフな大振り(フルシング)が売り物の選手か?。
   大型選手に有り勝ちな故障が心配だ。
   清原選手に比べると若い分活躍が期待されるが、不安も抱える。

   二人の選手を見ていると、むかし、子供とよく見た『風の谷のナウシカ』に出てきた
   『巨神兵』を思い出した。アニメでは、過去の遺物で征服慾と自然破壊の象徴の巨神兵。
   物凄い力を持っていたものの生き残りだが、その足元は腐りかけていた。
   一度は物凄い力を見せるが、やがて全身が腐って倒れてしまう。
   清原選手、中村選手と2重映しに見えてくるのは私だけだろうか?

   『風の谷のナウシカ』はちょうどビデオを買った時だったので、繰り返し見たものだ。 
   ストーリーはかなり難解で、大人が見ても示唆に富んでいる。(原本はもっと複雑?)
   自然を征服するのか(勿論そんな事は無理)、自然と共存するのかという問題である。
   考えさせるアニメであった。またマンガの方に次の様に批判が出ているのは、優れた作品の証拠と思う。

        参考:ナウシカ批判

   音楽もなつかしい。

       ♪風の谷のナウシカ♪ オープニング

   いくら不振でも清原選手は、やはり気になる。
   ナウシカも清原選手も20年前(1984年)のものだから・・・・。



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  H17.12.8  コストと安全・性能の狭間
  
   11月29日、12月8日に今話題の耐震強度偽装で国会での聴聞会があっていた。
   どちらも丁度テレビを見ていたが、だんだんと引き込まれていった。

   その中で良くも悪くも、ヒュザーの社長の言動に目を見張った。
   聴聞会であるので犯罪者を裁く場ではないのだが、国会の場で怒鳴る、逆質問するで、
   生き馬の目を抜く業界の中で、日ごろの立ち回りが分るようだった。

   ヒュザーの社長が言った『コストダウン、経済設計が悪いのなら、不経済設計、
   コストアップが良いのか問いたい』という子供じみているが鋭い逆質問が耳に入ってきた。
   どの企業も限界までコストダウンを追及しているのは、事実である。

   一般的に初回の設計は安全目にするが、それで実績を作ると何処にコストダウンの
   余地があるか懸命に探して行くのが通例だ。
   そしてスポーツでもそうである様に、ファールとフェアーの境目を目指す事になる。
   しかし今回は初めから超ファールの設計をしている・・・
   検査機関も商売だから、一目瞭然の不具合の物も形式主義で見逃してしまう。

   これは恐らく氷山の一角に過ぎないのだろう。
   故意の設計会社やそれを見逃した検査機関に何らかの罰則が必要と思う。
   また今回の様に、第三者の告発のシステムまたは抜き取りのダブルチェックを確立すべきだ。

   クレームやコストに関係すると、現役時代の癖でついむきになる。
   いや、交通至便な場所に住めない人間のうっぷんかもしれないが。
    家って昔から大事なんですね。・・・それが違法建築で取り壊し。・・・あああ

       ♪昭和3年 私の『青空』♪


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  H17.11.21 老人団地の自治会 月に3連続の訃報

   建築から35年、この団地全体が建物も人も老朽化してきている。
   11月は遂に自治会(分会)で3人の連続訃報が舞い込んできた。
   自治会は58所帯であるので、物凄い確率である。
   その内1人の方は、孤独死であった。新聞が溜まっているので不審に思い
   近所の人が息子さんにでも連絡したのだろう。死後4日が経過していた。
            合掌

   身近な死を聞く度に、自分の生死を考えざるを得ない年齢になってきた。
   ノーテンキにしているわけではないのだが、今後の生活の見通しは考え難い。
   “不確定要素と選択肢が多すぎる”は言い訳で実は考えたくないのである。
   娘からは、『ちゃんと老後のことは考えているの。』と言われもごもご返事する。

   でもそんな暗い話ばかりではない。
   娘に4人目の孫が無事生まれたし、クラブは楽しいし、老人大学も楽しい。
   子守もけっこう楽しいしなにより孫の成長は楽しみだ。
   それに、ここ1ヶ月は身の回りが多忙で日記を書く間も、考える間もなかった。
   バタバタと忙しいのが幸せなのかもしれない。 
 
   という訳で日記は簡単に。  まいいか。


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 H17.10.24  戦後からの三代目は、『売据と書く三代目』か?

   最近テレビはあまり見ないが、22日のテレビで『知ってますか若者たちのこと』を
   と言う番組は思わず見てしまった。ゲストの泉谷しげるが大騒ぎして少し見苦しかったが。

   昔も今も若者は基本的には変わらない。とおもう。
   人間の若者に限らず、全ての動物が巣立ちの時が一番大変なのであるから。
   若者は未来に不安を抱え、私ってどんな生き方をするんだろう?と身構える反面
   何かに挑戦したい、やりたいことをしたいというエネルギーを持っている事は昔も同じだ。
   
   ただ違うのは今は豊かで、昔は貧しかったことぐらいだろうか。
   今の若者は戦後から言えば三代目で『売据と書く三代目』である。
   一代目は激動の戦前戦後を生き抜く、二代目団塊の世代で親の苦労を見聞き、そして三代目となる。
   職に就かなくてもなんとか生活出来、その上で『やりたいことをやりたい』と言っている。
   どうして生活していこうかなどと、ちまちましたことは考えなくてもなんとかなる。
   若者に限らず皆やりたい事はやりたいのだが、貧しい時代は失敗した時の後の生活を心配した。
   
   就職先が無いなどと言っているが、東大阪の中小企業などでは、若者不足である。
   若者は学歴が上がり3K職場に行かず、理想の仕事をと求めるが、そんな仕事は沢山はない。
   理想の仕事を夢見ている内に、フリーターとなりニートとなるようだ。
   しかし、何時かはかっこう悪くても生きる道を探すか、死ぬかの選択を迫られる時がくる。
   それに外見は良く見えても、簡単な仕事などないと思う。どんな仕事でも3Kなのだ。

          あなたの職場は何K: 参考サイト
   
   昔だって 太陽族、 愚連隊、 ヒッピー ○○族 は至る所にいた。
   ハングリー精神は少し少なくなったが、今の若者も30年もすると、また今の若者は・・
   と同じことを繰り返ししているかもしれない。そう心配することもないのかもしれない。

   私は未だに考えが幼稚で、既得権も持っていないので、何時までも心の若者と思っているし。
 

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 H17.10.11 虚業 実業 村上ファンド
 
   阪神タイガースはリーグ優勝したが、その一方で村上ファンドの阪神電鉄
   株式買収で、球団の株式上場が提案されている。 
   阪神タイガースの株が上場されれば、野球はどうなるんだろう?

   阪神タイガースが勝てば株が上がり負ければ下がる。
   そして、球団の情報公開が進み、結果の出ない経営者は株主総会で交代を余儀なくされ
   経営者も選手も観客も必死になり常勝・阪神タイガースが誕生する。
   『阪神・青龍・たこ焼き』の関西圏の夢が現実のものとなる。
   というストーリーになるのだろうか。??? 
   
   昔、生産活動こそ経済活動の基本であり、人間の生活に役立つ物と単純に考えていた。
   確実に付加価値を産むものだから・・・
   が、今、みな物持ちになり、地球上に溢れかえって、限界に近づいている。

   現在、経済活動に影響力があり、話題性もあり、利益を上げているのは、
   むしろ、私らが虚業と言っていた、金融関係やサービス関係の方である。
   なにせ金を直接操作して利益を得るものだから、製造業のように面倒くさくない。
   高額納税者番付にはサラ金、投機筋などが名を連ねる。

       2004年度 長者番付
    
   『虚』には、なんとなく見えない、分らないと言う恐怖感がある。
   虚々実々の世の中、実より虚の方が魔性の凄みがあるのではと・・・
   虚業の代表、村上ファンドの阪神買収劇はどうなるのだろう?

     村上ファンドを、半信半疑の気持ちでみている。・・・・


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 H17.9.29  巨人大鵬玉子焼き はどこ〜〜〜

   この言葉が流行ったのは、もう社会人になってからだ。
   ありきたりのもの、つまらないものの代名詞、として使っいたように思う。
   でも時代と共に状況が変わってきている。

   巨人はどうしたのだろう。
   かろうじて最下位を免れるような成績である。
   オーナー・ナベ○○も古ければ、選手も老朽化、内部のごたごたで
   監督は一年程度で交代、金だけではどうしようもないのか?
   今年は清○や元○や後○など数人の選手に早くも戦力外通告。
   『巨人軍は永久に不滅です』は遠い遠い伝説に・・・
   そのうち巨人軍18年ぶりの優勝などといううことがニュースになるようになる?
   巨人軍の優勝はありきたりのものではなくなった。

   相撲はどうか
   史上初の年間完全制覇、と7連覇をかけて九州場所に臨む朝青龍は強いが、
   際立ったライバルもなく、ひとり相撲である。
   外国人頼りの相撲界となっていて、有望な若手もほとんどが外国人である。
   国技などと伝統ばかりをうるさく言っているうちに、日本の若者は
   そっぽを向き寄り付かなくなってしまった。
   息子世代はサッカーやK1などのテレビは見ているが、相撲には一瞥もくれない。 
   まわし、ちょんまげ、土俵をやめて、マットレス化などの改革を行い
   国際化するくらいの大手術が必要かもしれない。 

   たまご焼きは?
   これも言い立てるほどの、食べ物ではなくなった。 
   他に子供の好きな食べ物はなんぼでもある。 
   玉子焼きなど節約料理の代表としては残っている程度か。
   
    移り変わりは世の常であるが、新しい巨人大鵬玉子焼きはなんだろう?
       まさか今日優勝した 『阪神・・・・』てなことは、ないよなー。 


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 H17.9.19日  雄の名前のない蜘蛛が人を刺す。 外来種は強い。

    最近『セアカゴケグモ』が我が住まいの茨木市でも発見された。
   もう10年位前に空港などで発見され、大騒ぎとなったがその後は少し忘れかけていた。
   が今年位から各地で発見され、もうすっかり全国的に永住権は獲得しているようだ。
   自治会の掃除などで、排水溝の蓋などを剥がして掃除をするが、刺された人もいるようで
   注意が必要だ。
        市の広報で注意を呼びかけ
                       セアカゴケグモの関連ニュース

   蜘蛛の名前からしたら、そんなに増えそうな名前では無い。
   なにせ漢字で書くと『背赤後家蜘蛛』で生殖は出来そうに無い。 でもちゃんと生殖している。?
       雄はどうしているのだろう。??????
   下記サイトに雌と雄の比較が載っている。
          セアカゴケグモについての解説
   
      雄の存在感がないので、別の種類と見られていたのか? いや、現実はもっときびしい。
          ”繁殖:繁殖時期は夏である.「後家グモ」という名称は,交尾後,
            メスがオスを殺すという伝説に基づく(Thorp and Woodson,1945)が,このような
        性的共食いの起こる頻度は種によって異なっている”(””はサイトからの引用)

      雄は、背中が灰色で、名前も貰えなくて、悲しく生きているのだろう。(少し同情)
   我が団地でも男性の存在感はなく、表に出て公民館活動、自治会活動するのは女性中心であるし。
   
   最近アライグマも茨木市に出没しているようだ。
   家庭菜園が荒らされ、あの荒らし方はアライクマに違いないと近所のオジサンが言っていた。
   荒らされた後をみると、作物が無残にも食い散らかされていた。
   アライグマは一度見てみたいきもする。ラスカルの印象が強く、かわいいイメージがある。
   ドバト、亀、ブルーギル、ブラックバス、ザリガニ  カエル、外来種は身近にいる。
   それにセアカゴケグモ、アライグマが 定着しだしたか?

   人間界でも、相撲などでは外来種が圧倒的な強さを誇るし、
   金融界、産業界でも外来種(外資)が自由化と共に大量に定着している。
   外来種も100年もすると、在来種となっていくのだろう。所業無常はどの世界にも・・・

     それにしても、刺されるなら、ちがう種類のやさしい後家に刺されたい。


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 H17.9.12  年金はネズミ講かと文句 でも 年金に頼って生活

   年金生活者であるので、年金の行く末について、ある程度は考えざるをえない。
   年金を考えるとき遠い昔の、村の事件を思い出す。(顛末は母から何度か聞かされた)
  
   私がまだ小学校に入学する前の話であるが、疎開先に引退した小学校の校長がいた。
   老夫婦で住んでいて、遊びに行った時、絵本などをくれたりしたので今でも覚えている。
   貯えと年金と庭先に作った畑が生活の糧で、戦争が無ければ平穏な老後であったろう。
   が戦後、その元校長先生に事件が発生する。食べるものに困り畑泥棒をし捕まったのである。
   元校長の威厳も年金も貯えも、戦後のインフレと生活苦には勝てなかった。

    年金はおかしな制度である。
   国民は予想もつかない何十年先の皮算用をしながら、損だ得だと言いながら掛け金を納める。
   国は説明のつかない配分率で国民に還元する(官に厚く、民に薄く、世代間には不公平感)。
   生活保護でもないし、・・・ 保険のように契約したものでもないし・・ なんだろう。
   社会福祉? 老人の生活補償?  国家的詐欺? 国民にとっては博打? 既得権の塊り?
   現状では、言葉としては“ネズミ講”が一番ぴったりくる様な気もする。
   年金制度は事実上破綻しているが、政府はそれを口にだせない。収拾がつかなくなる。
           ”年金未納は若者の逆襲”(参考サイト)

   だが今後、社会情勢がどのように変化するかは、だれも予想できない。
   資源輸入国で、債務超過の日本にインフレはいつ来てもおかしく無い。
   そのときは戦後の様に、年金生活者は戦後と同じ運命を辿るのか。
   そういう恐ろしい未来の可能性を見越して、政府官僚は沈黙を守っているのだろうか。
    
      と文句を言いつつも、年金に頼って生きている。 
            姉の川柳にこういうのがあったけ。
              『幸せは文句が言えて傘の中』
 


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   H17.9.4  ますらお派出夫 走る。

      結婚した娘が二人いるが、幸いなことに二人とも比較的近くに住んでいて、いずれも
      自転車で30分くらいの所にいる。
   最近子供の体調などの都合もあり、孫の子守などに毎週3〜4回娘の所を訪ねるようになった。
      退職後、専業主夫にもなれず、中途半端に時間を過ごしている身にとっては、
   孫の子守は適当な仕事かもしれない。いのちを育てるけっこう楽しい面もあるし・・
   
       自転車に乗りながら、ふと思い出すのは、昔の映画である
          映画『ますらお派出夫会』 (ネットで派出大会となっていたが?)
              小田基義監督 エノケン・三木のり平・柳家金語楼  昭和31年
    知っている人は、ほとんどいないのではと思うが・・・・
    化石化したような映画で、ネットで探してもリンクするほどのものは無かったが、
    内容の説明のため敢えてリンクすると次のサイトに記載されている
                        KATOHDB日本のフェミニズム(参考サイト)
   
   衣食住は人間の生活の基本であるが、多くの場合女性が担っている。
   世の中男が強いように見えるが、生き物の姿としては、女性の方が優れた形なのだろう。
   男は少数いれば生き物として存続できるが、女性は子孫を残すためには絶対に必要である。

   動物の世界を見ればそれが良く分かる。
    カマキリ――→ 生殖の後は雌に体を食糧として捧げる。
    ライオン――→ 雄同士は群れ獲得のため熾烈な争いをする。群れを持てない雄も・・
     オットセイ――→ ハーレムを作るが、多くの雄は群れを遠くから眺めるだけ。
    チンパンジー――→ 雄同士は序列を巡って喧嘩と駆け引きを繰り返す。
    人間――→ チンパンジーに近いか

      いずれにしても、どの世界に生きても、男はつらい

                    ♪男はつらいよ♪MIDIリンク


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 H17.8.23 想定外・・・ ホリエモン劇場次の幕

    ホリエモンの周辺がにぎやかである。
   プロ野球参入、日本放送株買占め、に次ぐホリエモン劇場の次の幕は衆議院立候補だった。
   奇才(鬼才?)の本領発揮である。これで選挙戦がおもしろくなってきた。

   いろいろ言われているが、どちらかと言えば、私の息子より若いこの奇才の味方である。
   自らの身をなげうって、新しいものに挑戦し、その行為により日本中の人がその事柄ついて
   考えることができる。ある意味では国家的な財産のような人であると思っている。

   プロ野球参入では、最初に名乗りを挙げてまず日本中を驚かした。
   その結果、プロ野球業界の行き詰まりと古い球界の体質が顕わになった。
   日本放送株買占めでは、電波の既得権を持つ放送業界がおいしい商売であることが
   明らかになったし、会社は誰の物かや、企業防衛の方法などの勉強になった。
   そして郵政民営化解散で造反組の本陣での立候補である。
   今度は国民に何を教えてくれるのだろうか?。  楽しみである。

   かって息子はドラえもんファンであった。
   孫は今、ポケモンの大ファンである。
   そして私(ジイジイ)はホリエモンのファン?

             ♪ドラえもんのうた♪ リンク
                            ♪サンタクロースはどこのひと♪  リンク


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 H17.8.15  孫の嵐は去ったが  郵政民営化劇場開演中

    郵政民営化否決の成り行きも、敗戦後60年の節目や、ジャンボ機墜落20周年の報道も
   子供の帰省と孫の声にかき消され、慌ただしく過ぎ去った盆。
   昨日より孫も帰り、急に火が消えたように静かになったが、その環境の落差はなんとも大きい。
   
    さて静かになったところで、久しぶりにゆっくり新聞やテレビを見ていると、衆議院解散で
   自民党内の暗闘、野党との選挙戦が面白くなってきている。
   ここ数日はどの陣営も戦略を固める時期のようだ。この時期いかに有効な戦略を立てれるかが
   今後の選挙戦を左右すると言ってもいいと思う。今ただ走りまわっている議員はどうかと・・?

   すでに保守・革新の概念などなく、むしろ昔の革新と言われた政党の末裔たちが守旧派、
   保守と言われた政党が改革派になっている様にもみえる。
   内部抗争あり、寝返りあり、昨日の友は今日の敵、仁義無き戦いが始まった。
   『ステルス作戦』『刺客』なる穏やかでない言葉も使われているようだ。

   郵政公社は手紙は電話や電子メールに、小包はくろねこ等の宅配に置き換えられ、
   郵貯と保険が残る仕事となるのだろうが、多額のお金が集まりすぎていると思える。
   お金集まるところに人集まり、その使い道はしだいに不透明に・・・。
   いずれ改革が必要であろうがその方法論での戦いであろう。

   ホリエモン劇場で勉強にもなり楽しみにもなった。
   今度は郵政民営化劇場開演である。また勉強にもなり楽しみにもなる事を期待している。
   この機会に我が家(官は女房殿、民は私)も家政と家計の民営化を狙って活動を開始しよう。
   

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 H17.8.5  意志は弱いほうがいい?  エリートの自殺

    郵政民営化関連法案のせめぎ合いがいよいよ激しくなってきた。
   小泉政権の命運をかけた暗闘が続いている。しかも同士討ちで新選組を思い出す。

   そして遂に国会議員の自殺者まででた。永岡議員である。
   永岡議員は亀井派であるが、郵政民営化法案については、衆院で賛成票を投じていたとある。
   まさに、『忠ならんと欲すれば孝ならず。孝ならんと欲すれば忠ならず』のジレンマに
   平重盛の様に悩みに悩んだ結果の選択だったか。
   
   それにしても永岡議員の経歴はエリート中のエリートの部類であろう。
   ネットで調べたら次のようにあった。
        昭和25年12月 茨城県古河市生まれ
        昭和50年 東京大学法学部卒業
        昭和50年  農林水産省入省
        昭和57年 ハーバード大学大学院修了
        平成 8年  第41回衆議院総選挙立候補
        平成15年 衆議院補欠選挙にて当選
   経歴から目標に向かうひたすらな感じが浪人時代を含めて読み取れる。
   真面目な人だったのだろう。
   亀井氏が造反なのか永岡氏が造反なのかややこしいが、
   その後、どちらの陣営からも冷たくされたのだろうか?

   私は、当面の大勢には影響ないが、民営化の方がいいのかなーと位の感じである。
   NTTなんかも民営化して電話代下がった記憶があるからだ。
   何事にも白黒が付けられない私の特性で、どちらでもと言う感じでもある。

   一ヶ月位になろうか、テレビで精神科の女医が言っていたことが思い出される。
   力強く目標に向かって物事の正面から取り組む人は、外見とは反対に
   うつ病になりやすいと言っていた。それを聞いてなるほどと思っていたところだった。
   私は意志薄弱だから次々に自分を合理化して、生き延びられたのだろうと。
   
      『意志の弱さが、生き抜く強さ』 である。


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  H17.7.31  女帝卑弥呼の謎を訪ねて 平均○○歳の修学旅行?

    7月28日は老人大学では初めての校外学習に出た。
    行き先は奈良の南東部で邪馬台国があったであろう近辺である。
      @唐古、鍵考古学ミュウジアム(奈良県磯辺郡)
        ・3班に別れボランティアの説明を聞く
      A唐古・鍵遺跡
        ・弁当を食べたり、土器片やからむし(布の原料)の採取
      Bホケノ山古墳
        ・日本で古い形の古墳(三世紀中ごろ卑弥呼の時代)
      C箸墓古墳(桜井市)
        ・卑弥呼の墓との説もある
      D勝山古墳  石塚古墳  矢塚古墳(桜井市)
        ・発生期の古墳 →3世紀前半で日本最古か?
      E黒塚古墳  黒塚古墳展示館(天理市)
        ・三角縁神獣鏡と竪穴式石室

    土用の丑の日で、兎に角暑い上に、見学の箇所も盛り沢山である。
    熱心な先生の説明にもかかわらず、生徒一同なかなか耳から脳みそまでつながらない。
    皆60年以上の人生の垢がたまった生徒ばかりである。なんと最高齢は88歳。
    先生の脅し空かしの苦心の解説が続く・・・・

    縄文時代1万年、弥生時代500年の上に我々は住んでいるのだから、
    至る所に遺跡はあるのだろう。そして謎だらけである。
    明日アトランティス大陸の遺構が発見されるかもしれないし、ナスカの地上絵の謎が
    解けるかもしれないし、神武天皇の本当の墓が発見されるかもしれないし
    女帝卑弥呼の手紙が中国で発見されるかもしれない。などと得意の妄想を膨らます。

    卑弥呼も女帝だが、日本に女帝の議論が多くなってきた。女帝でもなんら問題は無い
    と思う。 既に、企業では三洋電機 ダイエー などが女帝となっている。
    もっとも、我が家では数十年来女帝?が君臨しているし。

     試験も何んにも無く、女帝の目も届かない老人大学が楽しい。

                老大・写真日記へ


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  H17.7、22  新コン生活始めるが・・・

     数度目の新コン生活に入って、はや半年。しかし 順調とはいかない生活が続く。
    去年の6月10日に新コン生活を夢見る思いを書いているが、いざ手に入ってみると
    とうてい使いこなせるものではない。何事も夢見る時が一番幸せなのかもしれない。

    新コン相手はノート型のDell inspiron 1150 にした。
    娘と同じタイプで、娘婿の推奨品である。同じタイプだと何かにつけ便利と思ったからだ。

     思い出せば、初コンは昭和57年子供と一緒に遊ぶために買ったPC6001であった。
    記念に取ってある解説書に
    『このPC6001の能力は材料でしかありません、これをどう料理するかは腕次第です』
    と書いてあったがそれ以来○○コンに対しては、ずっと消化不良のままである。
    PC6001の能力といっても、8bitのCPU4MHz RAM16KB であった。
    外部記憶装置はカッセットテープで、出力画面は家庭用テレビ。 今と仕様を比べると
    メモリは1/32000、CPUはクロックだけでも1/700(8から32bit化は計算出来ず)だが
    これで私も子供ともども、数年は楽しんだ。
    その後NEC9801、 富士通のデスクパワー(win95 133MHZ 32MB)
    と相手を換えた。今度は4代目となる。

    新コンでの困った事といえば
     動きはいいが、使いなれていないのが一番こまる。ジャジャ馬慣らしに時間がかかる。
     ・キー配列が異なる。特にテンキーがない。
       カナ打ちであったので数字の所も文字入力に使う。アルファベット打ちに変えて対応。
     ・ノート型で画面が小さい。従って字が小さい。老眼には少々つらい。
       初めは画面の倍率を変えていたが、文字だけ大きく設定できることを知った。
     ・旧コンとのソフトの互換性がない。
      前のパソコンは10年近く使っているので、ソフトの互換性が無くなって来ている。
     ・外部モニタの接続がうまくいかない。
       これは画面の倍率を変えたせいかもしれない。 今後研究要。
     ・前のプリンタが使えない。
       接続方式が異なる上に、XP用のドライバーもないので接続できない。

    良くなった事は
     ・みんなと同じソフトが使える(前はメール添付の書類などほとんど見れなかった)
     ・インターネットが早くなた。 通信速度1Mbpsから3Mbpsへ。
     ・キーも慣れれば、そんなに苦痛ではなくなった。
     ・ノート型なので、パソコンに場所をとらない。
     ・そして何よりも,ふところが深い上に反応も良くて気持ちいい。

       新コンも使っているうちに、しだいに使いやすくなってくるものだ。 
             パソコンとたたみは新しいほうがいい。


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 H17・7・12  幸せな? 放し飼い・・・ 都会では禁止されてます。

   数日前から、向かいの家が犬を飼い始めた。ラブラドールレトリーバーの幼犬みたいだ。
   これで両隣と1軒隣り合わせて5匹の犬に囲まれることになる。(右隣は2匹飼っている)。
   それにしても多い。
   1000万匹いると言われている日本の犬(内登録数約600万匹)だが、私の居る団地でも
   確実に犬の数は増えている。
   日本は約4700万所帯だから、単純に計算すると5軒に1軒は犬を飼っていることになる。

    読売新聞の最近の全国世論調査(面接方式)によると
   “ペットといると「気持ちが癒やされる」と感じる人が約8割にのぼり、3人に1人は
   「ペットといる方が人といる時より落ち着く」と考えている――。“  とある。
   向いの家も会社務めは卒業して、花作りに打ち込んであったが、加えて動きのあるペットに
   老後の癒しを求めたのかなー。
   
    前に息子が使っていた道路に面した2階の部屋が、今は私の居場所となっているので、
   向かいの家や近所の様子がよく見て取れる。(もちろん部屋の中はみえない)
   また前の道は行き止まりで、車が通らないので恰好の井戸端会議の場所になっている。 
    さっそく新しい犬を囲んで井戸端会議が開かれていた。
   幼犬を前にみな楽しそうだ。  私も動物は嫌いではないのでつい聞き耳をたてる。
   しつけの問題、においの問題、室内飼いか屋外か、登録の問題、病院の問題など犬に関する
   あらゆる情報が交換され、これはインターネットより有効な、すぐ役立つ情報だろうか。
   女房殿もこういうところで仕入れた情報量で私と対峙するのだと妙に納得もする。
   
    年寄りが多いご近所であるから、むかし話が多い。
   『むかしは犬はもらってくるものだったが、今は買うものになったわね』左隣の奥さんの声。
   『むかしは犬なんて放し飼いだったよね。その方が犬も幸せね』よく聞くと女房殿の声。
   たしかに女房殿は農家育ちで、そういう環境で育った。

   女房殿は私をずっと放し飼いにしてくれたいたのだろうか?
   形は放し飼いでも、見えない鎖で家に繋ぎ止められている実感は今もあるのだが・・・
   一応エサは毎日もらっているので、夜には家に帰ってくることにしている。


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   H17.7.3   老人大学に行く   ○○歳の抵抗?

    今年の5月から、大阪府老人大学に行きだした。 
   大学といっても60歳以上が対象で、週1日、1年間のみである。
   それでも学友会あり、クラブ活動ありで一応学校の体裁は整えてあり、学生時代の雰囲気を
   トレース出来る様になっている。
   学校に行くと、自分の歳は忘れ、なんとなく学生気分になるから不思議だ。

   選択科目は考古学にした。
   人文科学・社会科学・自然科学という学問の大別のどこに属するかは不明だが
   何でもありの学問みたいだ。
   先生も学際的学問と言っていたが日々の生活に関係なく浮世離れしたのがいい。
   それに実験考古学系統のようなので、楽しそうだ。
   先日も石器作りを実習して、みなで大騒ぎをした。
   私は割り取った石器で手に怪我をしその切れ味を実感することにもなった。

   ところで、学生気分とは裏腹に、名前が“老人大学”というのには抵抗を覚える。
   法律的には、老人とは65歳以上をいうが、老人と言われるのはいい気持ちはしない。
   まだまだ冒険もしたいし、・・・ 年齢には抵抗したい。
   最近平均年齢は上がっている。65歳は老人ではない。
   『年齢は大体2割引きで、今の60歳が当時の48歳に相当』と勝手に定義しよう。
   そのような事を言っている人もいる。
        老人の定義(参考サイト)

   昔『48歳の抵抗』という映画(元は石川達三の小説)があったのを思い出した。
   サラリーマンをしていれば、言いたいこともそこそこに事故のないように過ごすのが一般的?。
   その呪縛が外れたいまは第三次反抗期みたいなものなのだ。
   (第一次反抗期 3〜4歳。 第二次反抗期 13〜17歳。 第三次反抗期 ?〜?歳)
   少し冒険もしなくてはと・・・クラブは思い切って“ダンスクラブ”入った。
   はたして『四十八歳の抵抗』はトレースできるのか? だがその結末はかなしく果無いが。
         四十八歳の抵抗(参考サイト)

   どうも老人という言葉にこだわってしまう。 もう一度“老人”を再定義しよう。
      『老人とは自分より15歳以上年上の人をいう。』
   こうすれば一生老人にはならなくてよい。  言葉は定義しだいでどうにでもなる。


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 H17.6.21 考えたくない  将来の姿

     将来どうなるか?これはいつの時代でも、また誰でも正確には分からない問題だ。
    人間様ともなれば全ての行動は、将来のことを予想しながらおこなっているはず?。
    進学、就職、恋愛から、家計のやりくり、女房殿との小遣いの交渉まで、・・ 

    でも不確定要素が多いため、ある程度考えるとそれ以上は考えても無駄と打ち切りにする。
    そして、その後は運を天にまかせるとなってしまう。シナリオなしの出た所勝負になる。
    
    ところで私の個人的な将来のシナリオはどうだろうか?(と言ってもこの先長くはないかも)
    三つのケースに分けて考えてみた。
     @このまま年金生活を続けて、無難に小趣味に生きる。→つまらない?
     A生活環境を積極的に変えて、違った経験をする。 →なれない生活に苦しむ
     Bギャンブルなどに投資して一か八かの賭けに出る。→当たらなかった時悲惨
    など考えてみたが、結局、現状か、変化か?に運命が加わるものとなるのか。
    ただし、いずれも今の社会環境が続くとの前提条件である。
    
    ではここ10年の間の社会環境はどうなるのだろう。三つのケースのシナリオは?
     @次の要因により、日本経済は破綻状態となる。(年金は吹っ飛ぶ)
        少子高齢化、団塊世代の定年で政府の税収無くなる。
        2008年に爆発する「小渕の呪い」で政府財政が行き詰まる。
        石油の枯渇で日本の工場は停止状態になる。
     A安定的な成長が続き、貧富の差が少なくなる。(年金財源確保)
        銀行の不良債権が解消し、企業の業績が向上する。
        改革により官僚と外郭団体の人件費が減少して、小さな政府が実現する。
        情報社会の発達で政策や経済活動に無駄が無くなる。
        その結果政府の税収が増え、支出が減って、財政再建が出来る。
     B不測の異変が起こり世界的に混乱する。(年金は吹っ飛ぶ)
        地球温暖化による農業の変調で世界的に食糧不足になり日本に餓死者が出る。
        中国とアメリカの覇権争いで戦争状態になり貿易が停止する。
        関東大地震で東京が水没する。
     不安要素の方が現実味があり、この先日本にはあまりいいことがなさそうだ。

    個人的な将来シナリオは老化、健康を考慮してもっと掘り下げねばなるまい。
    最悪のケースのひとつは次のようになるのかなー・
      数年は健康であるが、XX年脳動脈瘤破裂で入院し、一命は取り留めるが半植物状態に。
      やがて肺炎を併発し植物状態になり、子供と女房殿で話し合い生命維持装置を取り外す。
      子供と女房殿を交え、私の借金の返済について負の遺産争いが起こる。・・・・・

      やはり、不確定要素が多いため、それ以上は考えても無駄と打ち切りにしよう。
      そして、その後は運を天にまかせよう。シナリオなしの出た所勝負としよう。

                                  ♪いいじゃないの幸せならば♪(参考サイト)

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 H17.6.5  王子様のさかな  なぞの川魚飼育

    広島にいる息子一家が、昨年の盆休みに帰省したとき、高槻の桜公園に遊びにいった。
   その時に孫が、沢蟹2匹と10mmくらいのさかな2匹を捕まえてきた。
   
   残念ながら沢蟹は次の朝には死んでいた。水温が高いのでだめになったのだろうか。
   魚は翌朝も生きていたので孫が帰った後、大阪で飼うことにした。
   孫は王子様(将来は将軍様?)で、さかなは大切な生き物となった。責任重大である。
   古い400mmの水槽を引っ張りだし、コーナンでぶくぶくを購入し環境を整える。
   
   めだか、めだかと言っていたが、めだかではないようだ。なんの魚だろうか。
   正月頃には25mmくらいに成長し、今50mm位になった。動きがすばやい。
   川魚の名前はややこしいが、図鑑で見てもウグイか、オイカワか、かわむつか?
   知識がないので見分けがつかない。 体に縦に黒い線がある。
   (ウグイもオイカワもハヤと呼ぶと図鑑に書いてあった)
   
   金魚は25年位飼っているが、今の金魚は10年位(魚も歳とるとふけ顔になる)
   庭の隅の水槽で忘れられた様に、ひっそりと生きている。 
   その生き様に、共感を覚えるところもあり、ここ15年くらい世話は専ら私がしている。

   王子様のさかなは、どのように成長するのだろうか?。
   今年の盆にはもっと成長した姿を見せてやりたい。飼育に熱がはいる。
   成長しなくなった者は、成長する物を楽しむ様になるのかな・・

   でも、今年の盆には王子様も成長していることを忘れてはいけない。
   さかなは分かった。次は美女を飼ってくれと。
                まさか  まさか・・・ それは無理です。

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 H17.6.01  ゆとり  渇望して得られなかったもの 
 
   精神的にも経済的にも求め続けたが、得られなかったもの、それは“ゆとり”かもしれない。
   思えば、生まれて此の方、“ゆとり”には無縁だった。
   そう、子供のころから心身共に軟弱で能力的な資質も少なかったので、ゆとりなど無く、
   いつも精一杯生きてきたように思う。
    
    心にゆとりを持つことの大切さは、今回のJRの尼崎駅付近の事故でより感じた。
   伊丹駅では停車時間が15秒だったとか、物理的なゆとりが無いゆえに運転手は精神的に
   ゆとりの無い状態に追い込まれていき、パニックに陥る。 仕事にゆとりは必要である。
   
   一方、ここになってゆとり教育の見直しがなされるようだが、これは良いことだと思う。
   ゆとり教育は“日本人が独創性に欠けており、それは「詰め込み教育」から生まれている”
   と言う批判から始まった。 ゆとり教育にも段階があるようだが、本格的に実施されたのは
   平成10年の授業時間の大幅削減からで、その結果算数の授業時間は下記の様になったとある。
    “先進諸国のなかで、算数の授業時間は日本が最少である。
       米国が年間300時間、
       仏が250時間強、
       英独伊などが約230時間
       日本の公立小学校では150時間“
      かっての数学先進国はどこへ・桜井よしこ

   これでは技術立国もおぼつかない。ゆるみ教育になっていたように思う。
   昨年末の国際学力調査の結果で、政府もあわてて対策に乗りだしたようだ。
   
    教育を受けることは、仕事とは本質的に異なる。その行為に直ちに社会的責任が伴わない。
   自分の目標に取り組んで自分を鍛え、ミスも、恥も許されるのが教育であり、
   その時少し厳しくとも、子供は十分に適応していくものと思う。
   初めからゆとりがあるのではなく、知識・技能を持った結果、ゆとりは身につく。
   
   従って、知識・技能が身に付かなかったものは、私の様に一生ゆとりが無いが、
   それも仕方ない。  その時は明るく諦めよう。  
                     くくくく・・・・

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 H17.5.26   目先を変える   ホームページの模様替え

    HPを作った動機は、パソコンクラブに入ったこと、ホームページも持っていないのかと
   OB会で言われたこと、アップロードの仕組みや方法が知りたいなどで、実験的に始めた。
   しかも、たいした知識も無く、先の見通し、テーマも脈絡もない中、闇雲に続けた感じである。
   そして、一年が経ってしまった。 これからどうするか?そろそろ考える時かもしれない。
    一番の悩みは、内容が充実しないことである。だんだんと持っている知識は使い切るし、
   新しい知識は身につかない。

   なげいても仕方ないので、とりあえず目先を変えることにし、壁紙とレイアウトを少し変えた。
   壁紙は、庭の水仙の写真を使った。これを習いたてのフォトショップで色を薄くして、
   サイズを200X150pixelにして使用した。(このやりかたはクラブで習った)
   いままでOCNのHP作成サイトの壁紙を使っていたので、オリジナルで無く癪だった。
   これでなんとかオリジナル壁紙となり少し満足。
   レイアウトはテーブルを使って少しだけ変えてみた。
   が、肝心のコンテンツは特に変えてないと云うより変えようがないのでそのままに。
   ま・これでもう少しがんばってみるか・・

   『考え方で人生が変わる。』という言葉を聞いた事がある。
   壁紙一枚でホームページが変わる。 なんてあまいものではないよなー・・・・


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  H17,5,20 かたなし  野洲の銅鐸をたずねて

   5月18日歴史散歩の会で『野洲・銅鐸の謎』というテーマで散策にいってきた。
   コースはJR野洲→祗王井川→中山道→・・→甲山古墳→銅鐸博物館→銅鐸出土の地→磨崖仏
   祗王井川は平清盛の寵愛を受けた白拍子の祗王が清盛にたのんで、自分の故郷に作らせた
   灌漑用水路で800年を経た今も比較的きれいな水が流れていた。祗王の波乱の人生を偲び
   ながら中山道を東に歩く。甲山古墳などを見て銅鐸博物館で昼食、その後入館。
   銅鐸なるものは実物を見たことが無かったので、どんなものか興味をそそられた。
   15〜130センチ位のもの(野洲出土で日本最大)が展示してあった。(実物と複製品)
   祭りのために作られたと言うが、聞くためものから見るための物に変化し謎を残す。
   その後、銅鐸出土の地から磨崖仏と歩き、解散となる。 写真は目次からアルバム集。
   
    銅鐸博物館では、メンバーの中に鋳物にうるさい人がいて、銅鐸の鋳型についての疑問を
   博物館の人にぶつけていた。説明員は質問には直接応えることなく、約2000年前の技術
   で実際に可能であったこととした。その後博物館を見てまわってその疑問が少し解けた。
   銅鐸の細微に亘る模様は一品一品手作業で付けられ同じものは無いことと、模様は直接粘土に
   彫り、現代の普通の鋳物とは異なり“土の型を作るための精密な型”は無いことが分かった。
   そして質問も“かたなし”となったのだ。
   
   私の住んでいる茨木市は銅鐸の型が発見された所である。
   近くにあるが残念ながらまだその遺跡や資料館をたずねたことはない。
   野洲には銅鐸はあっても型はなし  茨木には型はあっても銅鐸はない?

          銅鐸:野洲市観光物産協会のサイト
          
                    茨木市資料:鎔范関係遺物(銅鐸鋳型他)


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  H17.4.30  人はミスを冒す  福知山線脱線転覆事故

    前の駅で遅れていた電車は、遅れを取り戻すため急いでいた。
   ブレーキをかけるのが数秒遅れたのだろう。高速のまま急カーブに突っ込む。
   ちょうどカーブの曲がり始めの線路脇にマンションがあった。車体は軽量化されたステンレス製。
   曲がりきれずに転覆した電車は、減速する間も無く宙に舞う様にしてそのマンションに激突した。
   先頭車両はマンション一階の立体駐車場に潰れて潜り込み、2両目はペシャンコになって
   マンションの壁に張り付いてしまった。いずれの車体も原形を留めない物凄い壊れ方である。
   不運が重なった事故だと思う。 特に転覆箇所にマンションがあったのが被害を大きくした。
   
    航空機が3次元移動、船や自動車が2次元移動であるのに対し、鉄道は1次元移動であり、
   運転は比較的容易で一般的に安全性も高い。
   しかし今回は、1次元に潜むカーブという2次元要素に落とし穴があった。
   そして一旦事故が起こると乗っている人が多いので大惨事になる。
   鉄道は他の交通機関より時間が正確であるが、秒単位の時間を守ろうとした努力が、事故の原因
   となってしまった。 

   列車には安全装置があったが、赤信号で自動停止するもので、スピードのチェックはしない旧型の
   ものであった。これでは役目を果たしてない。
   人間がエラーを冒すことを前提に、考えられる全ての障害を取り除く安全装置を備えるべきである。
   注意力に頼るシステムや思想は必ずミスを誘発する。注意力には盲点もあり、長続きもしない。
   
    鉄道の事故ではないが、安全装置を考える時、自動装置と手動が混在し制御不能となった
   エアバス(中華航空機)墜落事故が思い出される。
   航空機の操縦の複雑さは分からないが、システムと人間の関係の難しさを感じるものである。。
   一般的には、システムが故障の時や不測の事態の時のみ、人間が登場するのが良いのだろう。
   
                  中華航空墜落事故の参考サイト

    JRは民営化されて、対応もよくなり国民の足として、環境にやさしい交通手段として貢献している
    今回の事故を教訓に安全なシステムの確立に努力してほしい。 そして
   関係者は若い運転手を生け贄にして、システムや管理の不備から逃れるのは避けてほしいものだ。

    人は時間をかければまだしも、短時間では必ずミスを冒す! 人はミスを冒す

    私などは、考えに、考えた上でもミスを冒しているが・・・・

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 H17.4.21  乞う・・ホリエモン劇場 次の幕

    昨年の9月16日に“放送も早く戦国時代に”の希望を書いていたが、ここ2ヶ月あまり
   堀江社長の日本放送買収劇により、その希望がかなえられるかに見えた。
   しかしフジサンケイGRの大反対にあい“おとなの解決”の方向で幕引きが行われた。

   前にも同じようなことを書いているが、電話やインターネットなどの通信は
   電電公社の民営化以来、激しい競争原理のもと、利用料金が数段に安くなっており、
   国民に大きな利益をもたらした。
   こうして皆インターネットを楽しめるのも電電公社の民営化と開放のおかげである

    一方、NHKを始め放送業界は電波の既得権を持ち、一般庶民とは掛け離れた
   感覚を持つ業界と感じていた。
   公共性名のもとNHKは国営(官邸)放送局になり、民放は電波の既得権に安住している。
   そして、その既得権のもと、限られた電波資源を使って民放各社は高収益を上げている。
   使い切れない金は職員の高待遇に回す。
   日本国内の年収ランキングのトップにフジテレビそして19位に日本放送となっている。
   普通の製造業の2〜3倍と驚くべき高給である。
   せめて放送局電波権入札制にして、機会平等位にならないものか? 考えてほしいくらいだ。

     年収TOP30社(貧乏とうさん)

   プロ野球参入表明を始めとし、放送業界に一石を投じたり堀江社長の先駆者精神に感心している。
   これからも新しい事に挑戦して、しかもそれらが国民全体の関心を呼び、旧社会をあぶり出し
   皆を楽しませてくれる事を期待している。
   買収劇のおかげで週刊誌やテレビを始めとするマスコミ業界は相当の経済効果及受けたと思う。
   われわれも、ニュースを見ることが楽しみとなり、知識が増え、議論の輪も広がった。
   “白馬の騎士”や“焦土作戦”“毒薬作戦”などの言葉もおぼえたし・・・
   これにひるむことなく、旧社会の既得権に挑戦してほしい。
   そして我々を楽しませてほしい。

       乞う・・ホリエモン劇場 次の幕

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 H17.4.11 憂うつな四月  花粉症で家の中でグズグズ

    花粉症で家の中でグズグズしていると、つまらないことを考えてしまう。
   なんとしても、杉の木を伐採してほしい気持ちになるが、先日の新聞によると、
   役所は木は洪水防止に役立っているので伐採の予定は無いと書いてあった。
   これは公害と言う認識が無く情けない。 担当官は花粉症でないのだろう。(+_+)
   
   公害と言えば、温暖化対策の京都議定書が、今年の2月16日に発効した。
   温室効果ガスを1990年比で、2008年〜2012年に一定数値(日本6%、米7%、EU8%)
   を削減するとある。アメリカは早々に脱退したが、今の繁栄を謳歌している国で、
   生活レベルを落としたくないのだろう。 そのうちシッペ返しが来ると思う。
   いやもうガソリンの高騰と言う形でシッペ返しが始っているかも。
    
   30年以上昔読んだ本で“成長の限界“(1972年ローマクラブ)と言うのがある。
   読み返してみるとかなり難解で、歳をとった頭では骨がおれる。
   途中までしか読めてないのが実情であるが・・・その内容は・・ 
   人類の繁栄には、人口、食糧、天然資源、環境汚染、工業化などの限界がある。
   未来に亘るそれらのシミレーションがしてあり、その結果、今のままに行けば
   100年以内に人類の繁栄は制御不能になるとある。

   その当時、まだ地球に明るい未来の可能性をも期待しての警告であったと思うが
   すでに自然環境が制御不能に陥いり始めている現状を見ると、この30年間に
   相当なピッチで環境破壊をして来たのだろう。
   今から大きく舵を切っても効果が出るのは30年〜50年先と言われているが
   まだ舵は大きく切られていない。中国・アメリカなどは舵を反対に切ってるから。
   我々の世代は何とか乗り越えられも、孫の世代が今より劣悪な環境の中での生活を
   強いられそうでかわいそう。
   もっと先を考えると“自然の叡智”により地球上の人口はグンと減っているか?
   
   ウウウ・・・花粉症のせいで、どうしても憂うつで悲観的な考えになってしまう。
   
                   最終エネルギー消費構成の国際比較

                       主要国のエネルギー構成

  
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   H17.4.4  “太陽の塔を世界遺産に”

    昨日(4月3日)に会社のOB会があったので出席してみた、
   たまたま私の席の隣にいたのが、“太陽の塔を世界遺産に”の無謀なる活動家で事務局長
   のM氏だった。 本人も大阪城が先かな等と、少しは無謀さを実感している所もあるが
   PRに余念がない。マイクを持って呼びかけ、パンフレットを配る。

    大阪万博が行われて35年になる。丁度万博の年に結婚生活を始めたので、
   大阪万博は思い出が深いし、今でも万博自然公園はよく利用する施設である。
   その時のテーマは『人類の進歩と調和』であった。
   テーマに沿って跡地を自然公園にしたありがたさを今つくづく感じている。

   いま世の中は大阪万博のテーマを解決する方向に向かっているのか?
   いや、貧富の格差は増大し、自然環境の破壊は日に日にすすんでいる様に思える。
   今の豊かさは手に入れても、進歩はしていないようであるし、まして調和などとは程遠い。
   いま我々はあらゆる面で、負の遺産を残しながら現実の生活を楽しんでいる。
   
   愛知万博も開催され、 「自然の叡智Nature’s Wisdom」がテーマだが
   会場の写真を見る限りテーマの趣旨は感じられない。コンクリートジャングルにしか見えない。
   せめて跡地はまた自然公園にしてほしいものだ。
   また最近、憲法改正も議論されているが、地球を守る大きな視点から、憲法が作られるのを
   祈っている。
   
   もっとも、個人的には、『脳みその退化防止と、老後生活の調和』が当面のテーマである。
   あまりえらそうなこともいえない。

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   H17.3.26  のぞきで50万円 暴力で30万 罰金の基準?

    ニュースによると女子高校生のスカートの中を手鏡でのぞこうとしたとして、
   早稲田大大学院の元教授植草一秀被告(44)=解職=に、罰金50万円、手鏡1枚没収
   (求刑懲役4月、手鏡1枚没収)の判決を言い渡したとある。

   経済の見通しはできても、刑事が見張っている事への見通しは専門外だったのかな。
   さらに、植草氏の自供が不安定であるのは情けない。アナリストらしくすっきりと行きたい。
   結果、仮に覗いた所で、大した物があるわけでもないし、覗かれる方に大した被害も無いのに
   大騒ぎの事件になってしまった。 
   学校の先生で、売れっ子の経済評論家だったから注目されたのか?
   反小泉発言でマークされていたのか? こんなことで多額の税金が使われるのも情けない。
    そもそも短いスカートは異性(または同性)に少しは見てほしいと言うアピールであると思う。
   無視するのはかえって失礼だ。 見てほしくない人は、それなりの服装をするべきだ。
   
    一方、島田紳助が吉本興業の女性社員の態度に激怒して暴行して問題になった事件は、
   依然として双方の意見が食い違ったままになっているようだ。
   しかし相手女性が吉本興業であったので、会社を上げてのもみ消しが功を奏し、罰金30万
   のみで、芸能界からほとんど干されることも無く復帰した。
   女性を部屋に連れ込み、殴ったり蹴ったりすることは罪が重い。許される事では無いはずだ。
   私が高校生の時、悪たれの下級生を部屋に連れ込んで殴ったクラスメートは退学になった。
   紳助は過去にも暴行暦もあるらしい。
   植草氏に比べて、島田紳助の罰金30万では罪が軽いと思う。

    “行列の出来る法律相談所” でどちらの罪が重いのか良く調べてほしい!!

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     H17.3.17   ハナの季節がまたやって来た

       啓蟄も過ぎ、いよいよ春本番である。    
       陽気に誘われ、中山寺〜奥の院〜清荒神まで、ハイキングをした。8km程度。
       出発点の中山寺の梅園は、ほぼ満開(8分?)で人出も多かった。
        
        その境内の上にある公園では、丁度フリーマーケットが開催されており、そこで
       パペットモペットの指人形とかぶり物を買った。  孫を喜ばすためである。
       ハイキングから帰って、さっそく1.5歳の孫のリアクションを試したが、反応なし。
       気持ち悪るげに、逃げるのみで、少しも喜ばなかった。   !!!“残念”!!!
       それではと、4歳の孫が来るのを待つことにしている。
       
       ハイキング以来、近年花の季節に決まってやってくるようになった憂うつ、がまたきた。
       鼻詰まりにくしゃみ、目のかゆみ、―――花粉症の症状である。
       春は“ハナの季節”である。  
       しかも今年はひどそうだ。     ウウウ・・なんとかしたい。

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    H17・3.15    裁判員制度 part2−−−『十二人の優しい日本人』

       12人の怒れる男たちの映画の話しをしていたら、日本にもこんな映画があると
       教えてくれたひとがある。
       ネットで探したら下記のサイトがあった。
                            『十二人の優しい日本人』
 
         脚本・三谷幸喜、密室コメディの最高傑作!! 製作:1991年
       もし日本に陪審員制度があったら・・・。
       人気劇団・東京サンシャインボーイズの同名演劇の完全映画化。
       現在TVドラマなどで活躍中の三谷幸喜脚本、
      「櫻の園」の中原俊監督によるシチュエーション・コメディの傑作。(引用)

       親切にも、ビデオを貸してくれたので、今日見てみた。
       日本を舞台にし、俳優も日本人なので、より現実みがある。
       やっぱり裁判員制度は大変そうだ。

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   H17.03.11    Guilty  or  Not  Guilty   裁判員制度

        裁判員制度という法律が出来て、近々実施の運びとなるようだ。
       人が人を裁く。これほど難しい事はない。
       何を物差しにすればよいのか?  絶対的な正義などこの世に存在するのだろうか?
       多数の人にとって都合の良いことが正義に近いと考えられるが、どうもあやふやだ。
            戦争やけんかなんかは、お互いの正義のぶつかり合いだし、
           ガリレオだって、裁判にかけられて泣く泣く天動説をみとめたし
           一国の首相も、戦争に負ければ犯罪者だし
           重婚も国によってはOKだし
           信じる神様だって、この世にいろいろだし
           正義?がいつも勝つのは、テレビのドラマだけだし
                          裁判員制度について

       陪審員制度で今でも思い出すのは、Guilty  or  NotGuiltyのせりふが
       脳裏に染み込んでいる45年も前の『十二人の怒れる男たち』の映画である。
       ある少年が父親を殺害したとして裁判にかけられ、その裁判に選ばれた陪審員12人の内、
       11人が有罪とするが、残りの一人が無罪を主張し議論が白熱化して行く。
       その一人の人間の熱心な説得により、次々に覆り、そして遂に過半数の人が無罪に投票。
       人間性や、社会的な背景がいろいろの中で、”ギルティ!” ”ノット、ギルティ!”の
        言葉が飛び交う。
                            『十二人の怒れる男たち』
      
       もし、裁判員にでも当たってしまったらどうしよう。
       自分の身も満足に処せられないのに、人の犯罪の処置に関わるなんて・・
       いままでくじ運が悪かっただけに、こんなものには当たりそうな気がする。
             少し心配症の     ・・一人のイカレタ男より・・

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   H17.02.26   警官逃げる・・でも三十六計逃げるに如かず

        ニュースによると、この事件は19日朝、東京都港区の通称お台場でおきた。
        薬物中毒の疑いがある男性容疑者(26)が交通事故を起こし、駆けつけた警官に
        「近づくな、殺すぞ」と怒鳴りながらハンドルロックの棒を振り回し警官に迫ってきた。
        それを見た警官がとっさに逃げ出す様子がフジテレビで放映された。
        結果的には、無人のパトカーを奪い、逃げようとしたところを逮捕された。
        首相がこの事件を取り上げて 
       「警官が犯人に追われて逃げるような場面を(テレビで)見た。
              逃げるとは何事か。よく状況を精査して注意するように」  と激怒したとある。

        警察の回し者でもないが、この場合一時警官が逃げたことは正解だと思っている。
        容疑者との間隔を取るのは当然で、勇ましく立ち向かうばかりが警官ではない。
        安全に容疑者を確保するのが役目である。まず兵法『三十六計逃げるに如かず』である。
        とっさの逃げは敗北を意味しないし、その後の勝利のための、時間と距離を作るためである。
        警官がカメラの前で怪我でもしていたらそれはそれで批判される。
        当事者の警察官の方々に同情して、ニュースを見ている。

        話は少し古いがこちらなんか罪が重いと思うのだが・・『放置死隠蔽所長 無罪』
       13日のサンケイ新聞に、京都府警の男性放置死隠蔽事件に係わった元署長が
        無罪と言う記事が出ていた。
       冬季(‘97年1月16日)に、酒に酔った人をコンクリートの床に
       寝せたままにすればどうなるか。・・・・・  常識で考えれば分かるはず。
       男性の死は事故でなく事件と思う。
       それに加えて組織ぐるみで事実を隠蔽した。(虚偽有印公文書作成、同行使容疑)
       調べるのも京都府警。これでは事実は判明しない。 
       こちらは”逃げるが勝ち”とはいかないと思う。

       医療などで極めてリスクの高い仕事のミスは厳しく批判されるのに。・・
       検挙率は下がる、不祥事は多い、組織は硬直化している?状況にあって
       警察・検察・裁判所グループは身内と権力者には甘いのか?

                             こんなサイトもある    

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 H17.02.15     百円ショップ    原価計算が合わない? 
   
       退職してここ一年になるが、暇つぶしに近くのスーパーに時々行くようになった。
       そして興味があるのは、その中にある100円ショップである。
       そのなかで、最近驚きの100円均一を上げてみると
          中型の電卓―――100mm*135mmの大きさのもので、30年前だったら1万円以上した。
          折り畳み傘―――傘は安くなったが、それでも安い。
          ハサミ―――――ステンレスの中型のものが100円。材料だけでもかなりかかる?
          自転車点滅灯―――数個の発光ダイオードと点滅回路で構成。思わず買ってしまった。
       
         私は職業病の後遺症としてすぐ物(工業製品)の原価を考えてしまう癖がある。
       百均で物をみてどうしてこれが百円で出来るか考えてしまうのである。
       プラスチック製品をみれば
       原材料200grで30円+加工費20秒で8円+型費2円+経費?+利益?=100円?
       ステンレス製品をみれば
       原材料100grで35円+加工費40秒で20円+型費3円+経費?+利益?=100円?
       と言う具合。

        しかし百円均一では、そんな計算ではどうにもならないものが多々ある。
        百円均一の商法恐るべしか   いや 中国製品恐るべしか ?

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 H17.02.4   老いて想い出すのは青春か   義母の俳句2200句を打つ

        93歳になる義母が30年間にわたり、作り続けた俳句の内、
       句会で選ばれた2200句が、義母のノートに整理してある。
       それらを一ヶ月掛かりで、パソコンに打ち込んだ。
       印刷して、内輪の人に配ろうと思ったのだが、私の知識が浅いので
       俳句の言葉や昔風の言い回しが、読めないし意味が分からない。
       結局、100句近くが入力保留となったままである。
       薊 、蹤、悼む、公孫樹、筌、産土、洞、蜻蛉、罌、朧、俤、温突、耀、篝火
       鵲、蝌蚪、裃、鴉、干城、胡桃、罌粟、玄梅女波、庚申塚、疵、鴫、注連
       春愁、床几、宿禰、煤、庭石菖、鶺鴒、繊月、酣、獺祭忌、谿、矮鶏
       搗く、茅花、蟷螂、薹、海桐花、霖、紐育、凌霄花、鮠、玻璃・・  ・・
       等々は調べたが、まだまだわからない言葉だらけである。
                                                      
       作り溜められた俳句は義母の歳時記そのもので、その時々の想いが込められている。
       その中から、幾つかを紹介すると(但し注釈は私の勝手な想像)

         菊作りに元気いっぱいで   昭和50年    『菊賞の金杯の屠蘇なみなみと』
         牛の世話も欠かさず   昭和59          『出産の牛に添ひねや冬満月』  
         しかし老いは密かに忍び寄る 昭和59    『長男の白髪目に立梅雨に入る』
         初孫も大きくなって喜びも  昭和62     『はじめての孫の嫁入り豆の花』
         義父とも仲良く家事をこなす 平成5      『夫と汲む新茶や今日の始まりぬ』
         そして老い先を考えるが  平成5         『夫残し先には死ねぬ彼岸花』
         やがて最愛の義父は旅立つ   平成8      『夫と菊無き吾が狭庭侘しかり』
         米寿を迎え長生きの方になり 平成11    『生きさせてもらい米寿や柿の花』
         老いが迫るのを心に極めるが  平成12   『人の世を去るもつとめや梅雨の月』
         想い出すのは青春か  平成14年         『落し文一度も逢へず老いにけり』

       我々夫婦は、義母の時間を30年差で追いかけているのだが、
       義母や義父みたいに長生きの人生が送れるのだろうか?
       いや、そもそもその前に、地球環境や社会環境が30年後もちゃんとあるのだろうか?
       浪費を重ねる我々世代により、食い尽くされているのではないだろうか。

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 H17.01.27     韓国  ワケありの格安ツアー

         17日早朝8時に突然九州に居る姉から電話があった。(私にとって8時は早朝)
       年寄りが多い我が兄弟であるので、何事かと構えたら『韓国へ行かない?』と
       旅行の誘いであった。
       しかもワケありの格安ツアーで、頭数を揃えるための誘いである。
       いくつかの予定を断り、数日後の夕刻新幹線に乗り博多へ。

       博多港→水中翼船3HR→釜山港→釜山市内観光→ホテルパラダイス泊
                     →自由行動(6人で車と美人ガイド付手配)→水中翼船→博多港
          食事は4回    昼食→石焼きビビンバ400円   夕食→焼き肉食べ放題付き
                        朝食→チゲ400円    昼食→あわび粥1000円
             (写真は『暇にまかせて』のページ参照。)

        韓国はとなりの国であるだけに、友好関係にあることが大切であるが、
        利害関係の発生、ライバル意識、国民性の違いなどで問題も起こりやすい。
        となりの国と仲良くなる点では、ヨン様など「韓流ブーム」は良いことで、
        そのためか、日本からの観光客は前年より30% 増えたといっていた。
        反日感情も特に感じなかった。

        両国の共通の悩みは、小子高齢化とガイドが言っていた。 後で調べてみると
        (韓国の出生率の低下→ 1960年は6.3だったが、2002年には1.17で世界一)
        先進国化、高学歴社会の宿命か?    共に未来が暗い。

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 H17.01.17     偽物が出るのは、一流の証か?

         昨年末から、全国的に偽札騒動が絶えない。   さらに報道によると
       先週末には、ソウル市内のホテルのカジノから420枚もの偽1万円札が発見された。
       偽札は日本の観光客が、カジノで1540万円をチップに替えた中に混じっていた。
       その後、その偽1万円札の一部が、日本の偽札事件で使われたものと番号が一致したこと
       が分かったと言う。
       
       カラーコピーやプリンターの発達で、偽札はだれでも簡単に作れそうな気にさせる。
       中でもパソコンの画像修正ソフトは、色相、彩度、明度と細かく調整が出来、
       切り抜き貼付け、傷直しと何でも出来ることを知った。
       あと、透かしと、エンボス加工(紙面の細かい凹凸)をなんとかすれば・・と考えてしまう。
       現に、全国で大量に出回っている偽一万円札は、ほとんどがパソコン用カラープリンターを
       悪用して偽造されたと言われている。
          
       40年前、プラスチックスの部門に居た時、製品の色合わせに苦労しているのを見ていた。
       当時の計測器より人間の目の方が、色違いをはっきりと見分けるのだ。
       『色の道は難しい』という冗談を今でも覚えている。
        今は、パソコンの上では、『色の道は、小学生でも出来そうだ』になっている。
       知らなかったが、カラーコピー機には、偽造防止機能の導入がされているらしい。
       
       ところで、日本国は最新の印刷技術で、大量の紙幣や国債を印刷している。
       最新の印刷技術だから、国家だから、信用出来る?
       大東亜戦争直後は、お札なんて何の値打ちも無くなった。(お札より“おいも”が大事)
       先の見えない赤字財政の中、今、日本銀行が発行している一万円札は本当のお金だろうか?
       もしかして、時間がたてば、木の葉になるものでは?・・
        “偽物が出るのは、一流の証”とも言うが日本の紙幣には通用しない?

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 H17.01.9     オレオレ詐欺 来訪

       正月気分も抜けきらないある日、女房が軽く電話を取ると
       『お母さん〜、お母さん〜〜・・人ひいてしもうた、人ひいてしまった・・すぐに来て・・
       UU・・OOO・・○X△〜〜☆⊂◇□〜〜』と泣きじゃくる娘の?声。
       女房は必死に娘の名前を叫んで、なにが起こったか聞こうとするが要領を得ない・・
       女房はどうしたらいいか分からず、“大変な事が起こった”と電話を私に渡した・・
       私だってどうしたらいいか分からない。
       『UUU・・OOO・・△○X〜〜★⊂◇□〜〜』の泣き声に、状況を問いかける。
       ○○ちゃんはどうした?と娘婿の名前を言った。  すると電話はプツリと切れた。 
       あわてて娘に電話すると、“どうしたん。元気やで”の声にひと安心。

       オレオレ詐欺が流行っているとは知っていたが、
       まさか我が家にも訪れてくるとは思ってもいなかった。
       あとで良く考えてみるとこちらの問いかけに一度もまともに応えていない。
       声も普通の声でなくて、泣き声の間に言葉が混じる感じで、極めてききずらい。
       女房、私、娘婿とこちらの登場人物が増えたのが良かったのか、
       警察や弁護士を名乗る男の登場は無かった。
       
       数年前に、娘はJR茨木からの帰り道に暴漢に襲われている。
       この時は暗がりで後ろから組み付かれたが、大声を出して難を逃れた。
       やはり恐いのは幽霊より犯罪者や変質者と言うことを再確認した。
        用心しなくては。

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 H17.01.03     お節(おせち)の無い正月=節目のない生活

         退職し、また子供も巣立って、夫婦二人の生活になり、当然のことであるが
       ここ一年の生活感覚、生きざまは大きく変わった。
       先ずは、お父さんお母さんをしなくなり、夫婦ともぐうたらの本性が目をさます。
       今日は何日であったか、何曜日であったかの意識がうすれ、日々の生活も機械の時計ではなく
       体内時計にたよるようになり、起きて、食べて、寝るなどの時間が不規則になった。

         正月の行事も変わったというより手抜きになった。
       いつも出していた屠蘇器は出さず、鏡餅も省略、おせち料理も作らず、掃除もそこそこに。
       服装も寝間着のまま、孫たちと遊ぶ。
       そんな生活を見透かされたのか、娘の嫁ぎ先の親御さんからお節料理の重箱をいただいた。
       料理の品数を数えたら、19品目もあった。

       数の子→子孫繁栄  ごまめ→五穀豊穣  きんとん→金運  蒲鉾→日の出 魔除け 
       伊達巻→目立つ    レンコン→見通し  昆布巻き→福がさずかる  紅白なます→平安  
       海老→長寿 ごぼう→息災  黒豆→まめに  鯛→めでたい  くわい→芽が出る
       さといも→子孫繁栄  橙→代々の繁栄  ぶり→出世  
       などを食べ今年の平安を腹に納める。縁起ものを頂いて、今年の希望が少し湧いてきた。
       中にはいまさら食べても手遅れの縁起物もあるが・・
       
       五節句に食べた料理“節会料理”に由来するおせち料理を食べて、
       節目のある生活を取り戻さねばと少し反省の正月であった。
       そして3日には、恒例の勝尾寺登山、新家のバス停→勝尾寺→牧落バス停まで徒歩約14km
                                          05.1.03 勝尾寺


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  H16.12.20     縦書き、横書き   悩みは果てない。

       12月も半ばとなり、年賀状を作る季節となった。
       最近の年賀状はパソコンで作るので書くと言うより打つと言ったほうが良いかもしれない。
       毎年代わり映えのないデザインで、自分のセンスのなさに呆れながら作っている。

       毎年悩むのが、年賀状を縦書きにするのか、横書きにするのかである。
       アラビア数字やアルファベットが混じる現代語は、横書きが適していると思っている。
       迷ったので、年賀状の縦書き横書きについて、少しネットで調べてみた。
        ・宛名は、“裏面が縦書きなら表面も縦書き”という風に合わせる。混在はダメ。
        ・官製葉書は縦書きに便利な様に出来ている。 しかし郵便番号のみなぜか横書き。
        ・格式を重んじるものは、縦書き。
             と言うことらしい。
       また、社会の一般を見ると、新聞は本文は縦書きだが、宣伝は横書きが多い。
       本も実用書、科学系は横書き。ノートも殆どが横書きで、縦書きのノートは国語用くらい。
       ビジネス関係は横書き。   そしてパソコンは横書きが基本。

       いろいろ見ても年賀状の書式の結論には至らないが、
       今年はホームページも少しは宣伝したいし、形式よりも作りやすさと考えた。
          で、年賀状は横書きにする事にした。
       但し、表書きは何時も女房に書いてもらうので、縦書きとなってバラバラである。
       年賀状のあるかぎり、悩みは果てない。

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  H16.12.11  思わず“ワン”といいたくなる

       となりにはワンちゃんが2匹いる。柴犬12歳とトイプードル4歳?。
       私も女房も犬好きなので、その犬とは仲良しで、時々我が家にも遊びに来たりしている。
       家にくると珍しいのか、あっちこっち臭いを嗅ぎまわり、庭にオシッコをしていく。
       この前なんか、ウンチのおみやげまで置いていった。

       最近ひとつだけそのワンちゃんで困ったことが起こっている。
       それは最近女房が私を名前で“りゅうしゃん”と呼び出したので、
       ややこしくなったきたことである。
       となりの柴犬と私の名前が似ている――というより殆ど同じなのだ。
       犬の名前は“リュウちゃん”        全く紛らわしい!!!。
       となりの若い奥さんが、“りゅうちゃん”マンマよと犬を呼ぶと、
       思わず“ワン”といいたくなる。

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    H16.11.29  だらしない親は反面教師で教育

         24日に水戸市内で、25日には土浦市で似たような殺人事件があって、ややこしい。
       水戸、土浦は45km程度しか離れてなく、大阪から見ると同じ北関東と言うイメージだ。

       水戸の事件は、教師を両親に持つ19歳の青年が鉄アレイで自分の両親を殺害。
       体が小さくおとなしくて、親を殺すなんて考えられないと言われる様な子だったらしい。
       姉二人、妹と女に囲まれた生活で甘やかされた上に、期待をかけられすぎたのかも知れない。
       母親はニュージーランドなどに連れていって、心を開く様に努力していたらしい。
         土浦の事件は28歳の無職の青年が、今度はハンマーで両親と姉を殺害している。
       こちらは父親が博物館副館長で、教育者に近いのだろうか?
       職にも付かず、ぶらぶらしているのを、姉に注意されたのがきっかけとか。

       テレビで知ったがNEETと言う言葉がある。
       NEET(Not in Employment, Education or Training:就業、就学、職業訓練のいずれも
       していない人を指す)が、社会問題化しているらしい。
       社会が豊かになった証でもある様な気もする。なにもしなくても食べていけるのだから。
       人間に限らず、どんな生き物でも、いつの時代でも、青春時代は希望もあるが、辛い事も多い。
                                           ♪青春時代♪

        教師や公務員を両親に持つ子はそれだけプレッシャーをかけられるのかなー。
      我が家は親がだらしないので、事件の子供みたいなプレッシャーは無かったと思う。
      資質のない親は、やって見せることは出来ないし、言って聞かせようにも説得力がない。
      開き直って、反面教師で教えるしか方法はないが、 結果的にはぞれが良かったかもしれない。
       ということで、これからもどんどん反面教師振りを発揮しなくては・・  ・・

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     H16.11.19  『電車男』など   月間5億アクセス――2ちやんねる

       個人ホームページのカリスマという本で読んだのだが、西村博之氏(1976年生)が
       管理人をする掲示板
      “2ちゃんねる”は、玉石混交の超巨大の情報元で月間5億アクセスを誇る。
       心理学を学んでいたというこの青年は、感覚に鋭いものがあったのか?
       報道関係も注目していて、雅子さまご懐妊のニユースは2週間前、自衛隊機墜落は
       テレビの4時間前に書き込まれていたらしい。

       最近話題になっているのが『電車男』。
       なんと掲示板で書き込まれた内容を本にして売っている。1365円  新潮社 
       36万部のベストセラーになっているとテレビで言っていた。(ヤフーで見たら2位)
       内容はパソコンオタク『電車男』と電車で見初めた女性“エルメス”との恋愛ものらしい。
       本は買わなくても内容はネットで見れる。
       せっかちな私は恋愛ものはまどろっこしく嫌いだが、興味本位で少しツマミ読んでみた。
       とにかく読みにくい。アスキー画と言うのか文字と記号で漫画が書いてあったりする。
       試しに下記をみて下さい。   ネットでの最後の文章は次の様になっていた。
             『大して内容の無いこの言葉から始まった、電車男の長いストーリーは幕を閉じた。
              一歩を踏み出す勇気と、希望を身を持って示した電車男は最初に言った。
             「とにかくおまいら外に出てみろ。  さあ、光射す彼方へ 』

                   電車男---リンク    

     社会現象までになっている“2ちやんねる”だが、私は参加する気がしない。
     巨大すぎて取り付き方も分からないし、若者の感覚に付いていけそうもない。
              めまいがしそうだ―――老いたりか?と自問


      ・・・・・・   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
      ̄∨ ̄     | 電車男エルメスゲットしますた | 
.     ∧_∧  ∠                   | 
     ( ´・ω・)コ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
     ( oロ.ノ    ヱ 
     `u―u'~~~~'〔◎〕 
     """"""""""""""" 

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      H16.11.11  『やって見せ』   指導の極意  
     
          旧連合艦隊司令長官“山本五十六”の絶筆の句が見つかったとサンケイ新聞にでていた。
       『空晴れて家門を護る勝武太刀』と言うものらしい。その後、搭乗の飛行機が撃墜される。
       長岡市出身で山本勘助の血を引く一族の墓は、今回の新潟地震で相当被害に遭っている。

       山本五十六と言えば、社会人になってよく聞かされた“名言”がある。
       『やって見せ、言って聞かせ、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ』である。
       実社会においては、口でそれを言う人で、実際に実行出きる人は余りいなかった様に思う。
       やって見せるには、相応の知識と技能の両面をもっていなくてはならない。
       また、その“名言”を言った後に、いくら『やって見せて』くれても、もうひとつ乗れない。  
       口には出さずこの“名言”を実行するのが何よりも大事である。
       基本的な信頼関係がなければ、いくら言ったところで、聞く方は『馬耳東風』である。
       しかしこれは、子供の教育などに、ぴったりの“名言”であることには間違いない。
       
       パソコンクラブの会長は、会員にこの“名言”通りに丁寧且つ熱心にパソコンを教えてくれる。
          やって見せ、言って聞かせ、――プロジェクタで投影しながら、繰り返し教えてくれる。
          させてみて――――――――――解りません、画面が変になった、などにも丁寧に対応。
          誉めてやらねば、―――――――出来た時は、大いに誉めてくれる。(^_^)
          人は動かじ――――――――――動かないのは、パソコンである。

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  H16.11.10   隼人瓜   珍味? その2

         娘からメールが入って、勤め先の人から貰ったが、隼人瓜を知っているかと聞いてきた。  
       聞いた事が有ると言ったが、すっかりどんな形か忘れていた。(女房は知っていたが)
       娘は勤めの帰りに我が家に寄って、実物を3個くれた。
       でこぼこした洋梨の形をした薄緑色のもので、あまり美味しそうには見えなかった。
       1個を塩もみにして、残りの2個は漬物にして食べることにした。
       歯ごたえはいいが、味は少し青くさい以外に特にない。  無味に近い。
       
       ネットで隼人瓜を調べてみると、大正時代にアメリカから鹿児島に持ち込まれたとある。
       千成り瓜とも言うらしく、良く実がなるものらしい。
       早速娘に種も貰って、と依頼したら、来年になったら苗をくれるとのことであった。
       なにを植えても上手く行かない一坪農園に、来年植えて見ようと思う。

       千成りの1割なっても、100個の大収穫ではないか。千が一でも1個は出来る計算だ。
       しかし、今までもこんな計算は良くやったつもりだが、あまりうまく行ってないなあ・・

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  H16.11.3   秋の実り   珍味?

         数年前に植えていてアケビが今年初めて1個実を付けた。
       アケビは熟れると実が割れて、中の果肉を見せる。割れた瞬間を採ろうと窺っていたが、
       鳥に先を越され、採った時には、虎の子の果肉は食べられた後であった。
       しかたなく皮を食べることにした。 
       インターネットで食べ方を調べたら、田楽、唐揚げ、天ぷらとある。しかし1個しかない。
       短冊に切り、半分は他の野菜と油炒め、残り半分はこれも他の野菜とかき揚げにし試食した。
          うーむ・・  食感はなすび、味は苦瓜。   まずまずの味と言うか大人の味と言うか。
       それでも、かき揚げは適当な苦みが利いて、なかなかの珍味であった。半分満足!

        台風23号からしばらくして、万博公園に散歩・運動を兼ねて、椎の実拾いに行った。
       西口の方は、木が多く椎の木もある。スダジイ、ツブラジイ、マテバシイの実を2時間近く
       拾い集めた。 台風の後で実が沢山落ちていると思ったが、時期が少し早かったようだ。
       スダジイは大好物であるので、早速炒って食べた。 マテバシイは美味しくはないが
       食べれない事も無い程度。  ツブラジイは実がまだ熟していなく実の中身が小さく
       食べるのは無理だった。  もう一度11月中旬頃に拾いに行きたいとおもっている。

       もう一人椎を拾っている人がいたが、その奥さんは見ているだけであった。
       その奥さん曰く、“私、なにジイなんか知らないわ、塩爺なら知っているけど、・・”
       で大笑いした。 

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   H16.10.29    地震!!  "食う寝るところに住むところ”の確保

         今日で新潟地震発生より、1週間が経った。テレビで被災された方の映像を見ていると
      その大変さが伺える。地震は発生が突然であるので、遠くに住んでいても恐怖感を感じる。
      崖崩れに巻き込まれた車の中からの救出作業など、かたずを呑んで見守った。
      日本は地学的に極めて不安定な場所に、かろうじて海から顔を出している島であることを
      再確認させられている。

      それでも今回の地震は、神戸地震の時より距離が離れているので、まだ他人事の感もある。
      あの時、我が家は下水管が詰まり、業者も出払って修理が出来ず不便な生活を強いられた。
      身近な人も被災し、亡くなったり、家が全半壊したりした。忘れかけていた恐怖を思い出す。
      直後は用意していた被災グッズ、今は四散している。これを機会に、一度確認しておかないと。

      被災地では、生活環境の悪さから、過労死、エコノミークラス症候群なども発生し始めている。
      生き物の基本である“食う寝るところに住むところ”の確保がまず大事ですよね。
             我がホームページは、タイトル倒れですけど・・  ・

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   H16.10.25  ミステリーツアー  

         実りの秋ドキドキ・ミステリーツアーの宣伝に誘われて、日帰りバス旅行をした。
       どこに行くかは、出発後添乗員が案内書を配るまで、分からないしくみになっている。
       ヒントは○○そば、小京都、バス2.5時間で到着、走行距離370km、黒豆狩り。
       そう、行き先は大体想像した所であった。出石町→天橋立→氷上町観光農園と行く。
  
       その後、訪問地出石町は台風23号の被害に遭ったのである。出石川の堤防3カ所が決壊し
       出石警察署冠水、避難所の小坂小学校まで床上浸水し、避難所で住民約240人が孤立。
       水位は小坂小学校で1.5m、深い所は3mに達した。避難所にも行けない人もいた。
       出石町の約10km下流の豊岡市の被害はさらに大きく市の広範囲で冠水、テレビのニュースで 
       見ると町全体が湖の様になっている。

       ミステリーツアーの日も雨気味であったが、のどかな景色を見せる出石川沿いにバスは走った。
       こんな所に住んだら川遊びが出来るね等と話しながら見ていたが、こんなことになるとは。

       ミステリーツアーが面白かったらしく、女房は別のバス会社のミステリーツアーに行こうと
       言い出し申し込んだ。        今度は“紅葉版ミステリーツアー” 
         “何か”非日常を期待して・・ ・・  女房はミステリー ハンター?

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  H16.10.20   “成功は失敗のもと”ダイエー産業再生機構へ

            阪急茨木のダイエー(トポス)は、むかし良く利用していたので、馴染みが深い。
         子供が小さかった時代に、安値を求めて、自転車で買い出しに行ったものだ。
         価格破壊をとなえ、流通のパイオニアとして市民に大きな利益をもたらしてくれた。
         
         しかし成功体験による戦線の拡大が、時代の流れに乗り損なう原因となった感じがする。
         兵站が伸び切った所で、バブル崩壊に襲われる。(どこか大東亜戦争に似ている?)
                   “成功は失敗のもと”
         そしてついに産業再生機構に送られることとなった。
         それはリサイクル屋に廻して、使える材料だけ再利用する感じかなー。
         官制の再生機構の都合や銀行大事の政策の犠牲になった感もするが。・・
         
         それにしても関西は全く元気が無い。
         関東勢のイオンやヨーカ堂は元気なのに、イズミヤ、ダイエーは元気が無い
         大阪府、大阪市は財政赤字に苦しんでいるし、(大阪市などは情報化に遅れ人が多いらしい)
         近鉄とオリックスは合併、新球団は仙台と関西とは反対の方向へ。
         家電量販店は、ヨドバシカメラ、山田電機、小島電機等の関東勢の元気がいいが、
         上新電機に一時の勢いは無く、和光電機は倒産。
         関空は、不便で発着数が伸びないし、空港は赤字。
         失業率は高く、町工場の東大阪も元気が無い。

                   関西がんばれ!!       日本文化の発祥の地

         追記   大形台風また日本上陸  外は嵐です。

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   H16.10.10  なんだかんだの当たり年

         それにしても今年は台風の当たり年(日本に9個上陸・観測史上最多)、昨日は22号襲来。
       また、アメリカ東海岸も、ハリケーンの当たり年らしい。(アメリカはがなぜか女性名)
       そして、今年は熊が人里にたくさん下りてきているが、風が吹けば桶屋が…のたとえではないが、
       台風で山に木の実が無く無くなったのが原因と言われている。 

       もう少し忘れかけているが、真夏日も東京、大阪、京都と観測史上最多となった。
       どうも、地球温暖化のせいか、世界的に気象が狂ってきているようだ。
       エネルギーを使いすぎて、大気に熱い塊が出来てきているのかもしれない。

       話は変わるが、私にとって今年は、末の娘が嫁に行って夫婦2人の生活になったり、
       会社を辞めて、オジンフリター1年生になったりの節目の年であった。
       責任も無くなり気分は軽くなった様な気になっていたが、
       今になり心の中に冷たい塊が出来たような気もしだした。
       なんだかんだとあっても、台風の季節も終わり、そして秋本番である。
 
              〜 ♪ 夢散り散り、夏は過ぎ去り、それぞれの秋です♪〜

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   H16.10.4   新幹線の流れは絶えずして

         今年の10月で東海道新幹線40周年である。
       40年間に延べ15億キロ走り、41億人を運んだとそうだが、
       まさに川の様に人を運んだのである。
       新幹線開通と私の職業生活の始まりの時期はほぼ同じで、親しみが持てる。

       昭和40年まだ新入だった時、出張で新幹線に乗り、
       名古屋まで連れていってもらった事は今でも忘れない。
       今では当たり前の新幹線が、当時は飛行機よりも珍しく、乗るのがうれしかった。
       新幹線を前にして記念撮影までした。
       その後は東京日帰り出張など、当たり前になり、新幹線を怨んだ事もあった。

       しかし定年近くなると新幹線もほとんど乗らないようになった。
       そして約40年勤めて定年後の今は乗る機会は年に数回である。
       また新鋭を誇った新幹線は、今は線路が老朽化し延命対策が必要になっている。(私も同じ?)
       それでも昨日も今日も、多く人がそれぞれの思いで、新幹線に乗っているのだろう。
       つい次の言葉が浮かぶ。

            “行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
              よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止とゞまる事なし。
              世の中にある人と住家と、またかくの如し。“

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   H16.9.29    社畜 変じて 妻畜となる

         組織とかグループには理念と大儀が必要である。
      会社に在っては、多くの場合、先ず“心のこもったサービスの提供”“社会に貢献する”等の
      抽象的なものから始まっている。
      実際の目的と思われる利益のためとか、業容の拡大等の品の無い事はいきなりには言わない様である。
      そして多くの従業員(かって私も)が“大儀?”の下に、方向性をそろえ働く様になる。(=社畜)
      中には、組織の大儀を個人の利益に摩り替える魔術師みたいな者まで出現するが・・。

        家庭に於いては、家族のためと言う大儀の下、外で働いて幾ばくかの収入を得、妻や子供に
      何とか人並みの生活をさせるのが私の役目と思っていた。
      また若い時は、女房と子供の事、家庭の現在や将来等を話し、夫婦は対等であると錯覚していた。
      しかし、感情と情緒が支配する家庭で、自ら子を生み育てる女性は、子供をも味方に付け
      次第に強くなって行く。(多数決ではかなわないし。)
      それに比べ男性は家庭の中では無力である。
      私の家庭内の地位は、歳を経る毎に下がって行く様になった。(家畜または妻畜?化) 
      そして今、私は“家畜に死なれては、実入りが減るぞー”と最後の抵抗をしている。

        確かに子を生み育て、歳と共に強くなる女性は魔術師である。
     それにしても何時も間に、家族のための大儀が、女房の都合のためにと、摩り替えられていたのかなー?

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   H16.9.16   放送も早く戦国時代に

       いよいよ固定電話ににも競合の時代がやってきて、消費者に嬉しい時代が来そう。!
     今年末から料金が下がりそうな様相で、インターネットの料金も
     少しは安くなるのではと期待している。
     電話やインターネット等の通信関係の改革は日進月歩で、
     その結果、市民に大きな利益をもたらす。
             

     その一方で、最近不祥事で紙面を騒がせている放送関係は、
     料金は一向に安くならなし改革も進んでいない。
     NTTが民営化され、通信は改革が進むのに、
     放送関係はNHKが癌となって改革が進まない様だ。
     民放も、電波の割り当ての既得権と、NHKとの共存の上に我が世の春(高給)の状況。
     NHKの民営化・分社化を進めて、視聴者に選択権や主導権がある自由競争の時代
    (放送戦国時代)になるように期待している。  

       定年後の楽しみはやはりテレビが王様ですよね。要は安くて楽しい番組が見たい!!

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    H16.9.13    新選組の山南敬介が好き

        歴史散歩の会で、6月に続いて、京都の新選組の足跡をたずねた。 コースは大略
     JR二条→**→光縁寺→前川邸→八木邸→壬生寺→**→角屋→島原大門→
      西本願寺→**→本光寺→京都駅

     テレビで放映されるまで、新選組などあまり知らなかったし、旧体勢を守ろうとする
     雇われの殺人集団と思っていた。
     名前を知っているのは近藤勇、土方歳三、沖田総司くらいであった。

     ドラマを見ていく内に、堺 雅人の演技が上手かったのか、山南敬介が好きになった。
     山南の実際は知るよしもないが、ドラマの上で、優しさと知性、煮え切らないで考え込む所、
     少し間が抜けている所など、その平凡とも言える人間性に共感した。  
     近藤、土方と思想や方針などで、次第に対立するようになり、また山南自身が己自身に対する葛藤を
     抱いていて、池田屋事件の少し前頃から、健康を害し病に伏せていた。ノイローゼと言われている。

     屯所の八木邸近くに、光縁寺と言う小さなお寺があり、中に山南の墓がある。
     山南はその寺の瓦の紋が山南の家紋と同じであったことから、住職と親しくなり、
     初期の新選組の墓所となっている。
     その寺で新選組との関係の話を聞いた後、山南の墓にお参りをしてきた。

     なお、テレビでお馴染みの八木邸は入場料が1000円と高かった。そこは入場を避けた

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    H16.9.8   いつもの ごまめの歯ぎしり

        性格が軽薄であるので、重たい話はしたくないが、ロシア学校占拠事件は余りにも酷い事件である。
      なんの罪もない幼い子供たちを中心に、500名以上の犠牲には憤りを感じる。
      事件に遭った子供たちの映像を見ると、自分の孫達の姿と二重映しとなり、遺族の無念さを感じる。

      時間もあったのに、なぜあれだけの犠牲が出たのか? 救出作戦の体勢と統率はどうだったのか?
      征服した民族を力でねじ伏せようとした歴史や、作戦の進め方等に、国家の姿勢と資質が問われる。

      また迫害された民族の復讐であるにしろ、どんな理由であれ、幼子の虐殺など許す神が居る訳が無い。
      ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の基本的な戒律の「モーセの十戒」中の六戒に“汝殺すなかれ”
      と言っているのに。・・ ・・

             ああ―――ただ、ごまめの歯ぎしりをするばかりである。
                         しらす――→ごまめ(かえりorたつくりとも言う)――→かたくちいわし

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   H16.9.5    “いいにおい”と“くさい”は紙一重

       夏になるとタンクトップ、キャミソール姿の女性が増え目を楽しませてくれるし、
     電車などで若い女性から漂って来るほのかなフェロモンには、いくら歳を取っても引き付けられる。
     五感の中でもにおいの感覚は、体の奥深く真っ直ぐに入ってきて、全身を巡り、
     理性を超えた本能的な何かを感じるのは私だけだろうか。

     先日、所用があり姉の家に泊まった時、シャツは少し汗臭い位がフェロモンが出て
     若い女性を引き付けるかもしれない。二日間位着ているのが良い。
     と持論をぶつけたら、 “あんたのはただのくさいだけよ”  と一蹴された。
     歳と共にフェロモンの出が悪くなって、いいにおいが無くなって、
     “くさい”ばかりになってしまったのか。
     良いにおいの賞味期限は極めて短く、しかも気分しだいで良いにおいと思っても
     直ぐに変質し悪臭を放つ。  

     またにおいは時空を超えて、視覚、聴覚、味覚を超えて、なんとなーく伝わるものでもある。
     昨日までカリスマ占い師の香りがしていても、今日にはうさんくさいく、怪しいおばさんの匂いがする。
     昨日まで若い改革のリーダーの香りがしていても、今日には疲れた黒幕の操り人形の匂いがする。
     昨日まで豊乳のグラビアアイドルでヴィーナスの香りがしていても、今日にはださい芋娘の匂いがする。
     そして電車などで強烈な香水の臭いに閉口する。

      いいにおいと“くさい”は紙一重で気分しだいですよね。

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   H16.8.29    明日出来ることは今日するな

       つくつくぼうしが鳴き出すと8月も後半になってくる。
     女房が子供のころ、つくつくぼうしが鳴き出すと、宿題の残りの事と夏休みの終わりの事を考え
     悲しくなっていたといつも言う。 私も同じ様な気分だったと記憶している。
     8月末になると宿題の内でも、分からなかったものと嫌なものばかり残っている。
     夏休み最後の2日くらいは、半べそでやったものだ。

       社会人になっても、本質はなにも変わっていない。みんないやな仕事はいつも後回しだった。
     期日前になって、ドタバタと駆けずり回り、あわてふためいて仕事をした。
    “困難なことから真っ先に取り組め”や“今日出来ることを明日に伸ばすな”など号令を掛けている人も、
     嫌な事は自分ではしないものだった。
     それでも会社の仕事には期日があるので、なんだかんだで忙しかった。

       そして暇をもてあましている現在も本質はなにも変わっていない、と言うよりさらに進化している。
     ある本で“明日出来ることは今日するな”と言う言葉が書いてあった。
     追いつめられて仕事をし、ノイローゼにならないための心得だろうが、今の私にぴったりと思った。
     明日出来ることを今日すると、明日する事が無くなる今の環境である。  そして
            ――――――ぐうたら性格のさらなる進化が続く――――――

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    H16.8.24   家族全員集合11人

        一般的に、結婚し子供が生まれる事によって、経済的に3つの重荷を背負うようになる。
      一つは日々の生活費、二つは教育費、三つは住宅費であり、それらは子供の数に比例しがちである。
      心身とも軟弱な私は、3人の子供を育てる自信など無かったが、結果的に3人の子を持った。

       混沌とした生活の内に、経済的な重荷も溶け込み、訳の分からない内に30年が過ぎ、
       3人の子供は、それぞれの個性に従って成長してくれて、巣立っていった。
       私は、どこか神経が抜けているせいもあって、なんとなく社会生活をここまで生き延びてきた。
       振り返っても、方針、信条、哲学もなく、混沌、もうろう、が思い浮かぶばかりある。

      そうこうして、今年の盆に3人の子供たち夫婦、孫など家族全員が集まれた。
      家族全員集合11人である。   よくぞここまで育ってくれたかと、大家族に感激!!

              銀も金も玉も何せむに勝れる宝子にしかめやも     山上憶良

       この歌に共感するのは、貧乏人の子沢山の証明か?

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     H16.8.14   源平合戦?=揚羽蝶の幼虫退治

         はっきりと、花より団子の我が家である。
       狭い庭に花は半ば諦めて、実や葉が食べられる木をいくつか植えているが、
       密集しすぎて日当たりが悪いのか、虫にやられてか、どれも上手くいかない。
       なかでもキンカンと柚、山椒は揚羽蝶の幼虫で痛めつけられ、葉っぱが無くなっている。
       女房は、害虫の揚羽蝶の幼虫退治に余念がない。

        一方、娘のマンションでは、ベランダに山椒の木を鉢植えている。
       それに揚羽蝶の幼虫が付いて蛹になり、丁度私が訪ねた時に、目の前で羽化して飛び立った。
       感動している娘と私。・・ ・  

       インターネットを見ていたら、平家の家紋は揚羽蝶   源氏の家紋は笹竜胆(ささりんどう)
       であることを知った。揚羽蝶=平家は憎むべき存在なのか?悩ましい。
       にえきらない私は、
       女房の前では柚や山椒の味方、子供や孫の前では揚羽蝶の味方をしている。

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   H16.8.9  めざせ タッチタイピング

          生来の不器用で、運動神経を使うスポーツ、指先を使う仕事は苦手である。
        中でも文字を書くのが下手で、ワープロが一般的になったころ、字の上手下手の無いワープロで
        救われると思った。(確かに救われた部分もあったが)
        だがワープロを始めるとタイピングが思うように出来ない。
        指が動かないし、無理に指を動かそうとすると、なんと顔の筋肉、とり分け口まで動いてしまう。
        それで指を動かす回数の少ない仮名打ちの一本指で10年以上誤魔化してきた。

        私の娘らはパソコンの知識も無いくせに、タイピングは平仮名を100〜180文字/分打つ。
        私は少なくとも娘より長くパソコンと付き合っているのに、30文字/分程度であった
              ――――  なんとかしたい。―――
        所属のパソコンクラブで、仮名打ちをすて、アルハベット打ちにすべきと聞いたので
        この歳になって無謀にも一大決心をし、仮名打ちからアルハベット打ちに転向を試みた。

        結果
       ・打つのは楽になった様な気もするが、ミスパンチが増えた。
       ・促音、濁音、拗音、に 訓令式、ヘボン式など入り交り、綴りがなかなか分からない。
        ―――仮名打ち、アルハベット打ち どちらも中途半端で混乱し、ますます苦しむこととなった。
              迷える子羊よ、さてどちらに転向するのか?―――

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   H16.7.31    エアコンも麻薬か

        今年の夏は例年になく暑く、特に東京の暑さがひどいようである。
      暑いからエアコンを点ける。そうすると室内は涼しいが外気温が上がる。
      外気温が上がると、今まで点けてなかった家もエアコンを点ける。さらに外気温が上がる。

      この流れがエアコン大国の中心、東京から始まり、大阪に広がり、・・ ・
      ヨーロッパ、中国、東南アジア、インドと級数的な勢いで広がろうとしている。
      この連鎖は麻薬にも似ている。快楽の一方には代償と犠牲が必要なのだ。
      人類は法律を作り麻薬の連鎖を止めているが、エアコン化の流れは止まりそうにない。
             そして30年もすると、どうなっているのだろうか――――?

                 ところで我が家はどうか。
            “環境面の配慮と電気代節約のため、扇風機中心の生活で・・ ・ ”
             などと小理屈をこねずに早く全館冷房にしたい。

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   H16.7.25  足軽の住宅事情は今よりまし?−−−彦根城の下町(昔町)を歩く

       暗殺された井伊直弼の生地−−彦根の城下を散歩した。 コースは
     埋木舎(直弼の不遇時代の家)→馬屋→・・→牢屋跡→・・→職人町→善利組組屋敷(足軽の住宅)
     →永久寺(お菊の墓)→袋町(旧花街)

      昔ながらの土壁、うだつ、格子戸、並木等の町並みに、江戸時代にタイムスリップした感じである。
     町全体の構造は中心の“城郭”を“高官の武士”“町人”“足軽”の順に取り囲む4つの区割りと
     なっていて、さながら千里ニュウタウンの様に計画的につくられている。

     興味を持ったのは足軽の住宅で、防御のため一番外側に配置されており、
    一軒の敷地5*10間(166u)で2千軒程?が碁盤の目の様に広がっている。
    まるで団地そのものである。足軽は薄給であったが住宅事情は今よりまし?

    なお彦根は元々石田光成の領地(佐和山)で井伊直弼暗殺に呪いを感じる。   お菊は番町皿屋敷で有名。
               彦根市の資料              

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   H16.7.19   おやじフリィーター

        毎日30度を超える暑さである。
      特に夏は昼ご飯を食べた後眠くなる。
      会社勤めの時もその傾向にあったが、ガムを噛んだり、少し歩き回ったりして眠気を誤魔化していた。
      堂々と船を漕いでる人もいたが小心物の私はそれは出来なかった。

        それが退職した今は昼寝が出来る。今の時期1時間ほど寝るのは気持ちいい。
      至福の時であり、自由時間の有り難さを満喫している。

       しかし昼寝をしてもまだ時間が余る。
      あとは昼酒、昼湯であるが、こちらの方も実行しなければ・・ ・。
      欲しかった自由時間であるが、手に入ると案外使い方に困る。 (~_~;

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   H16.7.13    引き分けはチャンピオンの勝ち

         朝青龍がきわどい相撲を取った、―――判定は取り直し。誤審ではないかと言われている。
       私は取り直しで良かったと思っている。
       取り直しは見るものを楽しませてくれるし納得も出来る。
       それにしても強い横綱で、あの運動神経の良さには驚きである。
       私もフアンの一人である。

         話は変わるが、朝日新聞によると、参議院選挙の結果は自民党の敗北の様な書き方である。
       私は1議席減ったから敗北とは言えないと思っている。
       野党の構成が少し変わったにすぎない。結果は明らかに引き分け。
       一般的に引き分けはチャンピオンの勝ちである。もちろん取り直しはない。
          私は無党派層で自民党フアンでもないのだが・・

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  H16.7.10  延命治療はもう必要ないか    我がパソコン 
   
          ”深刻度  警告 ◇◇”  その前は”最大深刻度====緊急 ”影響を受けるソフトウエア云々・ 
           またマイクロソフトよりメールが来た。
           訳の解らない単語が並び私にとって難解な文章が続く

           でもウインドウズ95はサービスの対象外なので、セキュリティ更新プログラムは配布されない。
           もっとも配布されても、私のパソコンには残りのディスク容量が少ないので、
           セキュリティ更新プログラムのインストールには抵抗がある。
           検査や治療でディスクの残りを食いパソコンの寿命が縮むし。

           もしウィルスにかかったらその時は、―――今のパソコンは墓場へ行くしかないか――
           長年使用し役目を果たしたパソコンだもの、その時は延命治療はもう必要ない。
           安楽死させてやろう。

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  H16.6.29    1k円=9.1ドル 気持ちがいい

          新聞によると我が国の債務は703兆円で、地方を合わせると1000兆円とあった。
       庶民には想像も付かない金額であるが・・

       えーと―――人口で割ってみると一人当たり約560万円、800万円となり少し実感が出て来る。
       国の借金はあって無いような物と言う説もあるそうだが、子供達に負担を残すことには間違いない。
       しかも債務がまるで新モデルパソコンのハードディスク容量の様に、年々増えているのが恐ろしい。

       それは考えてもどうにも成らないが、700兆円はコンピユータ流に言うと
       700テラ円とゆうことかなー?・・ ・いずれにしても頭がこんがらがるような数字である。
       そこでふと思ったのだが、日本の通貨もコンピユータ方式に単位の呼び方を変えたらどうか  
                 1k円=9.1ドル―――― なんとなく気持ちがいい。

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  H16.6.26  年金生活者にふと不安がよぎる

            選挙カーが廻りだし、参議院選挙は中盤、争点の一つは少子高齢化時代の年金問題の様である。
          私も年金生活者であるので、少子高齢化現象に少し関心が出てきた。

          身近なところで見ると、私の住む郡山団地も例外なく高齢化と少子化が進んでいる。
          まず子供だが、今の小学校のクラスは学年当たり1クラス、20年前は学年6クラスもあったのに。
          これでは運動会でクラス対抗の競技も出来ない。過疎地の小学校の様相になってきている。
          20年前まで団地の道路や広場は子供の声で溢れかえっていたし、街に活気があった。 
          が今は静かである。

          替って増えてきたのが我々中高年で、向かい側の家々を端から5〜6軒見ても、
          現役の人はいない様である。(引退または半引退)。
          私もそうであるが、朝・夕となく散歩で時間を潰す人を多く見かける。

         これから10年先はどうなるのだろう。 
         若者がほとんどいない街、・・ ・・いや、きっとゴーストタウンになっているに違いない。
         年金生活者にふと不安がよぎる。

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 H16.6.20  紫陽花と母子間の愛

             紫陽花の花が満開の季節である。
           我が家の日当たりの悪い庭にも、紫陽花の花だけは文句も言わずに咲いてくれる。
           娘から切り花で貰った紫陽花は女房によって挿し木され、その後三個所に分けて植えられ大切に
           育てられている。
           同じ紫陽花でも植える場所が異なると色も少し異なっていて濃いブルーから赤紫まであり
           おもしろい。

           娘から貰った紫陽花を羨みながら、窓越しに眺めている。
           母子間の愛は海より深いのに・・連れ合い間の愛は?

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   H16.6.17   クレームの言葉につい過敏に

              組織ぐるみのクレーム隠しで騒がれている自動車メーカーの話に、会社組織とはこんな物かと
            憤ったりまた変に同感したりしている。

            長年のサラリーマン生活から振り返ると
          ―個人、個人はいい人でも、組織の中に入ると過ちを犯し易い気がする。
          ―目的のために手段を選ばずとなるのでしょうか?上には逆らえないとなるのでしょうか?
             大東亜戦争――オウム真理教―――イラク捕虜虐待―――(次元は違うが)自動車メーカー
            みんな幹部と組織の姿勢が問われる問題と思う。
    
            ややや――――私もメーカーに勤めていたので、クレームの言葉につい過敏になってしまった。

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   H16.6.13  新選組の隊旗は「誠」

               歴史散歩の会で今流行の“京都の新選組”の足跡を訪ねた。
             JR作成の地図に沿って四条烏丸からスタートした。
             四条烏丸→河原町→三条京阪→縄手通り→白川南→八坂神社→三年坂→清水寺と歩いた。
             長年関西に住み付いているのに、京都はあまり知らない。
             錦市場や白川南通りは初めてであったので会の本来の目的を外れて散歩を楽しんだ。

               新選組の隊旗は「誠」―――。字の意味は、言うことと、成すことが一致していると言う
            ことらしい。(どこかの国の政治家に聞かせたい気もするが、)変化の激しい時代には
            少し古かったのかもしれない。
            アウトソーシングの彼らは結局汚い仕事に利用されてみんな死んでいった気がする。

            もっとも、私なんかは言った事も、やった事もすぐに忘れる事にしているので、
            「誠」などは初めから成り立ち様が無い。風の吹くまま飄々と生きたいものです。

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  H16.6.10    運動不足解消法   タコ踊り?=太極拳

               現役時代は毎日駅まで35分歩いていたし、職場でも否応無しに駆け回っていた。
             それが定年後、歩く事も、通勤電車に揺られる事も、階段を駆け上がる事も無く、
             運動不足は明らかである。
 
             何か運動をしなければと思い、よく見る中国の朝の映像などで集団でやっている体操?
                      ――  一見、楽で簡単そうに見えたもの――――太極拳―――
             を始めてみた。

               生来の感の悪さで、なかなか振りが覚えられない。 人の倍かそれ以上遅い感じだ。
             それでも週1回、1.5時間の練習を3ヶ月くらいやってだいぶ覚えてきたし、
             見た感じより運動量は多い事も分かった。
             中腰で、片足を上げて片足で立つ姿勢が多く、バランス力が必要でこれは一朝一夕には
             身に付かない。
             下手がゆえにバランスを保つには努力が必要であり、その努力が運動となる。

             家で振りを少し練習すると女房からタコ踊りと罵しられるが、
                            もう少し続けて見ようと思っている。

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  H16.6.5  なかなか実現しない新コン生活

         甘い新コン生活を夢みながも、使い慣れた旧コンの愛機と共にパソコン生活を送っている。
       その愛機(愛妻ではない)は、‘96年に購入の富士通FMVである。8年近く使い続けているが
       今のところ未だ買い替える予定はたっていない。
        言い訳として・・・・
           ・手持ちので何とか使えているし使い慣れている。
           ・新コンは使い方が難しそうで、画面が悩ましく今から使いこなせるのか。
           ・今のものを捨てるのにもお金がかかるし、環境保護にも良くない。
           ・投資に見合う甘い新コン生活が本当にあるのか?ウィルスに攫われるのではないか?
           ・待てばもっと良いのがあるのではないか?
        と言うことだが、早く言えばお小使がたりないのが、最大の理由である。

       むかし職場では、ウィンドウズ以前に隠れたベストセラーと言われたNEC5200と9801の
       両方を使っていたが、やっと使い慣れたと思ったら、2〜3年単位で、次々と機械とソフトの主流が
       変わり翻弄された。  これらの想い出が、新コン生活を恐れさせているのかも知れない。

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  H16.5.28    FTP奮闘記

          人様に発信する事柄はあまり持ち合わせてないが、親しい人に近況を報告する手段として、
         またパソコンクラブ員のメンツとして、またまた好奇心からホームページを作って試たくなった。

         初めはワードで作ろうとにしたが、ブラウザで見て見ると思うようにレイアウトが出来ていない。
         あわてて買ってきたHTML入門の本を見ながら一部修正するやり方にした。
         時間は掛かったがなんとか(一応自分では)最低限のホームページが出来上がった。(*^o^*)

         しかしそれからが本当の苦闘が待っていた。(困)(困)
         アップロードである。“FTP”―――遠い昔に訳も解らずマニアルに書いてある通りに
         打っていたあれかなあー。――――  と甘くみていた訳ではないのだがうまくいかない。
         エラーの連続・・・・・・・・
         FTPソフトは当初ftpexchengeを使おうとしたがうまく行かずに、
         ソフトが悪いと思い(いつでも私は正しいと思いたい)FFFTPをダウンロードして使かった。
        それでもエラーの連続・・・・・・・・ソフトのせいではなかった。

        悪戦苦闘3時間半何とか必死の思いでアップロード成功。あとで反省すると
          ・ファイル名に漢字が使えない。
          ・PASVモードなるものがある。これを使ったほうが繋がりやすいらしい。
          ・ファイルの拡張子はhtmではなく、htmlを使う。
          ・パンチミス ―― 1とl    0とO  .ピリオドの有無   老眼   には特に注意  

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    H16.5.21  軽薄短小は重厚長大に優れり 
  
             私は自分の心身が軟弱且つ軽薄であるので、重厚な人柄の人が羨ましくもあり
            また苦手でもある。  軽蔑されているのではないかと恐れるのである。

            軽薄な人柄は軽蔑の対象ではあるが、人に気を使わせない人柄は
            老後の付き合いで大切だと思う。
            軽薄短小は重厚長大に優れりと言い訳しながら、自分の軽薄さを慰めている。


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    H16.5.17   定年後の過ごし方

                ヒンドゥ教によると人生は4住期とするのをを理想とするとある本に書いてあった。
              学生期〜家住期〜林住期〜遊行期の4つである。大いに同感した。
              時代は違うが、平均して貧しい大昔の人も働くばかりでなく、人生を考え、
              人と交流することが理想であったようだ。

              そうして我もいよいよ家住期を過ぎ、林住期、遊行期かと思い、昨年末会社を皆より
              少しだけ早目に辞めた。
              がいよいよ暇になると、元々人生を深く考えるほどの知識も知恵も持っていない事に
              気がついた。
              また人との交流も会社の仕事を離れると、何にもないに等しい。結局は女房と二人だけ。
              気持ちの上では、“林住期〜遊行期”と言い聞かせながらも、テレビを見てる時間が多い。